平成132001)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

13−共研−2016

専門分類

1

研究課題名

統計普及および統計教育におけるインターネットの利用

フリガナ

代表者氏名

ヤマグチ カズノリ

山口 和範

ローマ字

Yamaguchi Kazunori

所属機関

立教大学

所属部局

社会学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究では、統計普及のための新規の技術開発や、統計教育のためのインターネットの一層の有効利
用方法について検討することを主目的とした。また、統計教育においては統計解析ソフトウェアを利用
することで、その教育効果が高まるという事実が、様々な研究者より報告されてきた。すなわち、分析
ソフトウェアと学習ソフトウェアの有機的結合も望まれており、この研究では統計教育のシステムと分
析ソフトウェアを融合化も視野として研究開発を行った。
 まず、山口、末永らで開発・運用しているサイトをベースに、基本システムの見直しとこれまでのサ
イトの評価を行った。その結果、各種ページの改良、および、コンテンツの追加が必要な箇所があった
ため、その追加作成を行った。具体的には、新たな Java applet 教材の開発、その他グラフィカルな
資料の充実などを図った。また、ドイツのハーゲン大学のMittag博士らのプロジェクトから提供を受
けているドイツ語による教材の日本語化も併せて行っている。さらに、教育コンテンツと関連する分析
ソフトウェアの開発も進め、Excelで実行可能な多変量解析モジュールアドインを開発し、共同利用研
究の参加者が担当している本務校での統計学関連の講義や演習での利用を開始している。なお、今後は
その利用による効果測定などを行い、ソフトウェアやサイトのコンテンツの改良につなげる予定であ
る。なお、ここで開発中のソフトウェアは、統計計算やグラフ作成のためのルーチンは既存の(商用)
ソフトウェア(Excelなど)を利用することも検討しており、インターネットから利用できるインターフ
ェースの作成も試みている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

共同研究の成果を、すでに末永が中心となり運用している統計科学に関する総合サイトで公開している。公開
サイトは、統計教育に関連したサイト(http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~itls/)、統計科学のための電子
図書システム(http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~ebsa/)、ソフトウェアに関するサイト
((http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~dllsa/))である。また、成果の一部は、2002年8月にドイツ国ベ
ルリンで開催される統計計算に関する国際会議COMPSTAT2002で、論文発表の予定である(申し込みおよび受理
通知済み)。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

黒田 正博

倉敷芸術科学大学

末永 勝征

鹿児島純心女子短期大学

中川 重和

倉敷芸術科学大学

中野 純司

統計数理研究所