平成21990)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

2−共研−2

専門分類

1

研究課題名

統計教育用ソフトウエアの開発

フリガナ

代表者氏名

ムラカミ マサカツ

村上 征勝

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

学校教育にコンピュータが積極的に導入されるようになり,それにふさわしい教育方法,教育内容が求められている。統計教育も例外ではなく,コンピュータを用いた効果的な研究法の要求が高まっている。
本研究では,通常の統計分析ソフトウェアと異なり,授業において教師の教育活動を助け,場合によっては教師がいなくても生徒あるいは,学生自身が統計手法の考え方やその基本的仕組みなどが理解出来るような統計教育用ソフトウェアの開発を目的としている。


大学での統計の授業で用いることができるような教育用のソフトウェアの開発をこの数年間試みてきている。市販の統計解析用ソフトウェアとは異なり統計手法の理解を目的としたもので,従来の参考書による講義に代り,教育の主役となるような,ソフトの開発が目的である。すでに重回帰分析,主成分分析,クラスター分析の三手法についてはある程度プログラムが完成しつつあるが,今年度は,数量化III類の教育用プログラムの作成を試み,これらのプログラムを統計数理研究所の公開講座「コンピュータによる統計解析入門」及び埼玉大学での講義等で用い,問題点等を検討した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

昨年度,同じ課題の共同研究で,重回帰分析,主成分分析,クラスター分析の教育用ソフトウェアを開発した。
今年度はこれらのソフトを用いて実際に教育を行い,その経験に基づきソフトの改良を計ると同時に,区間推定法,各種検定法,判別分析法,数量化理論の教育用ソフトの開発を試みる。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

鈴木 和幸

電気通信大学

高橋 伸夫

東北大学

田村 義保

統計数理研究所

吉田 裕亮

お茶の水女子大学