平成262014)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

26−共研−4203

分野分類

統計数理研究所内分野分類

b

主要研究分野分類

2

研究課題名

クラウド環境指向のビッグデータ解析技法の開発

重点テーマ

ビッグデータの統計数理

フリガナ

代表者氏名

ミナミ ヒロユキ

南 弘征

ローマ字

Minami Hiroyuki

所属機関

北海道大学

所属部局

情報基盤センター

職  名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

227千円

研究参加者数

8 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

「ビッグデータ」は政府・民間を問わず関心が高まっているものの,その解析や処理に関して,統計科学的見地からの議論は必ずしも十分といえず、一方で、ビッグデータ処理の事実上の標準基盤とされているクラウド環境の利活用に対して、統計科学側からのアプローチは少ない。そこで本研究課題では、シンボリックデータ解析などの多種大量データに対する解析法やクラウド環境への既知アルゴリズム実装に関する研究を目的においた。
実際の成果としては、10月に貴所において、本重点テーマに基づく各研究課題代表者を中心に研究会を開催し、各課題遂行における課題や留意点について意見交換と情報共有を行ない、特にクラウド環境の利活用に関して、統計科学的な観点はもちろん、計算機実用の観点からも具体的な情報交換を行った。特に本課題に関しては、ビッグデータのハンドリング、クラウド環境における処理系の現状などについて発表した。
結果として、貴所クラウド環境を活用した具体な成果には至っていないが、相応の進捗がみられたと考えている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

H. Minami and M. Mizuta (2014). Big Data Oriented Symbolic Data Analysis in Cloud. Second European Conference on Data Analysis (ECDA 2014), 130.
南 弘征・水田正弘(2014). 計算機統計学とビッグデータ処理. 日本計算機統計学会第28回シンポジウム講演報告集, 127-130.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

平成26年度「ビッグデータの統計数理」共同研究集会, 2014-10-6(月), セミナー室2(D304), 30名程度
※台風上陸日で、一部の講演予定者は不可抗力で参加できなかった。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

五十嵐 千人

北海道大学

小宮 由里子

北海道大学

清水 信夫

統計数理研究所

星加 祐輔

北海道大学

松井 佑介

北海道大学

水田 正弘

北海道大学