平成12（2000）年度　一般研究１実施報告書

課題番号	12−共研−1010	専門分類	3
研究課題名	ExpARモデルによる予測制御法の研究とその火力発電ボイラー制御への応用
フリガナ 代表者氏名	オザキ トオル 尾崎 統	ローマ字	Ozaki, Tohru
所属機関	統計数理研究所
所属部局	予測制御研究系
職　　名	教授
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研究目的と成果（経過）の概要

予測(推論)と制御(最適化)が結びついた「予測制御法」の威力を追求することを目的とし、定常線形モデ
ルを主体としたTIMSACの予測制御法を非定常、非線形システムに拡張することに取り組んだ。
平成12年6月にはカリフォルニア大学サンタバーバラで行われたIFACのシステム同定シンンポジウムに参
加、本共同研究の成果を発表した。
平成12年7月から8月にかけて東京ビッグサイトで開かれた文部省後援の日経2000年夢のプロジェク
トの統計数理研究所の出し物の一つとして「燃えろボイラー」(火力発電シミュレーターとその制御法のコン
ピューターゲームによる実体験)を出し、協力した。
平成12年2月には大阪大学基礎工学部で開かれた科研費シンポジウム(代表者杉山高一、分担者谷口
正信)で発表した。平成12年3月にはISM国際シンポジウム"Statistical Research on Complex Dydtems"
で発表。この他N-TIMSAC研究会を3回開催(公開)して予測制御研究者間の交流をはかった。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

1)「日経2000年プロジェクト」のイベントとする「21世紀夢の技術展」に出展した項目?「火
力発電所の制御シミュレータ」(又は「複雑系の予測と制御」)を完成させた。7月21日?8月6
日
2)アメリカのSanta BarbaraにIFAC Symposium on System Identification　を出席して、
論文を発表した。7月23日
タイトル:Exponential ARX Model Based Generalized Predictive Control for
Thermal Power Plants
3)統数研の第5回N-TIMSAC研究会で発表した。7月14日
タイトル:火力発電プラントシミュレーターの開発
4)大阪大学の非線形時系列シンポジウムで発表した。2月16日
タイトル:A Fast Computational Method for RBF-ARX Model or RBF Neural Network
Estimation with Applications
5)統数研の統計数理セミナーで発表した。2月28日
タイトル:Nonlinear System Modeling Using Signal-dependent Autoregressive Model Based on
Radial Basis Function
6)ISM Symposium-Statistical Research in Complex Systems　のProgram
Chairmanとしてその大会を組織して、論文を発表した。3月9日
タイトル:Modeling and Control Based on an Exponential ARMAX Model
For a Nonlinear NOx Process

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
豊田 幸裕	日本ベーレー
Hui Peng	中国中南工業大学