平成クオ1989)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

クオ−共研−6

専門分類

1

研究課題名

“データ解析の知識ベース構築”の基礎研究

フリガナ

代表者氏名

シバタ リテイ

柴田 里程

ローマ字

所属機関

慶應義塾大学

所属部局

理工学部

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

23 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

データ解析の知識ベース構築に向けて,データ収集段階での知識表現法,およびその加工段階,解析段階での利用法について基礎研究を行なうとともに,その実用化を計る。


今年度は,昨年度までの2年間の共同研究で得られたD&D(Data & Description)ルールをより洗練し,実用的なものとすることに重点を置いた。
各共同研究員からの様々な問題点の指摘と,実際のデータへのこのルールの適用結果にもとずく反省をふまえて型の体系化,データ本体と記述部分の境界の明確化,構文法の明確化,大量データへのリンク法,など様々な側面からルールの改良を行なった。
この成果は,後に記してある2つのTech.Reportにまとめてあるが,今後,このD&Dルールにもとづき,電子ジャーナルを創設することが,次の目標である。その段階で,再びルールの再検討を行なう必要が生じるかもしれないが,現段階で,「データ解析のために,何をどう記述しておけばよいか」についての一つの答を出せたと自負している。
今年度の総括として,平成2年1月23日に統計数理研究所で研究集会を開いた。参加者は,
柴田,田村,渋谷,丹後,刈谷,神保,打浪,竹内,石橋,町井,柳本,浦谷,渡辺,丸山,宇田川,久保木,高際
の17名であった。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

日本統計学会年会
“D&Dの実働化”,柴田,高際,渋谷
“Data and Description Rule”
Research Rep.Keio Univ.KSTS/RR−90/001
“D&D examples”
Research Rep.Keio Univ.KSTS/RR−90/002
国際S’ワークショップ(NZ.1990−02−15)
“Data and Description Rule”
by Ritei Shibata


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

過去2年にわたる共同研究により,データ収集段階での知識表現法については,D&Dオブジェクトとして,一応の完成をみたので,今年度は,さまざまな環境に応じたユーザーインタフェイスを作成し,その検証を行なうとともに,実用化を計る。
研究形態としては,実験システム(VAX station)を中心に電子ジャーナルEJDAのデータ部門,解析部門,ソフト部門の構築と並行しながら行なう。
VAX stationを日常的な研究連絡の手段として用い,定期的に会合を開くことにより,地理的な距離を克服した形態での研究を行なう。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石黒 真木夫

統計数理研究所

宇田川 拓雄

北海道教育大学

打浪 清一

九州工業大学

浦谷 規正

静岡県立大学

大隅 昇

統計数理研究所

大瀧 慈

広島大学

鎌倉 稔成

中央大学

刈谷 丈治

山口大学

栗木 哲

統計数理研究所

駒澤 勉

統計数理研究所

渋谷 政昭

高千穂商科大学

神保 雅一

岐阜大学

高橋 一

一橋大学

竹村 彰通

東京大学

田村 義保

統計数理研究所

垂水 共之

岡山大学

丹後 俊郎

国立公衆衛生院

椿 広計

筑波大学

中野 純司

統計数理研究所

仁木 直人

東京理科大学

間瀬 茂

東京工業大学

三浦 良造

一橋大学