平成81996)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

8−共研−40

専門分類

4

研究課題名

新しい価値観の調査のための基礎的研究

フリガナ

代表者氏名

サカモト ヨシユキ

坂元 慶行

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

調査実験解析研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

8 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

「日本人の国民性調査」や「社会階層と社会移動調査」のような、昭和20年代に開始された長期継続調査は、現在、曲がり角に来ている。その最大の問題は、旧来の質問項目に盛られた古い問題意識を如何にして今日的な枠組みに改編するかである。この研究では、価値観に焦点を絞って、新しい枠組みを構築するための基礎的研究を行なう。


[日本人の国民性調査」や「社会階層と社会移動調査」のような、昭和20年代に開始された長期継続調査は、現在、曲がり角に来ている。その最大の問題は、旧来の質問項目に盛られた古い問題意識を如何にして今日的な枠組みに改編して行くかである。この研究の目的は、価値観を中心に、新しい調査の枠組みを構築するための基礎的研究を行なうことである。
このため、今年度は、従来にひきつづき、以下の作業を行った。
(1)「日本人の国民性調査」や「社会階層と社会移動調査」などの調査で価値観に関する質問を再吟味し、その新しい動向を捉えるための質問を考えた。
(2)質問文や調査方式の違いによって回答結果がどの程度違うか、といういわば社会調査法の頑健性を検討し、調査結果の継続性を保持するための調査法上の方策について考察した。
(3)将来の分析法の開発に備え、多様なモデルの評価が可能であると考えられる情報量規準EICの性質や性能について調べた。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

<研究内容>(1)価値観に関するいくつかの調査データを編集・整理し、分析する。(2)それらのデータを分析するための統計的解析法について考察する。(3)最新の意識動向を捉え得る質問項目を試作する。<共同研究の必要性>上の研究目的を実現するためには、「社会階層と社会移動調査」を推進してきた原、海野、間々田氏と「日本人の国民性調査」を担当している研究者とが討論を重ねることによって、長期継続調査の問題点を明確にすることが必要である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石黒 真木夫

統計数理研究所

海野 道郎

東北大学

土屋 隆裕

統計数理研究所

中村 隆

統計数理研究所

原 純輔

東北大学

前田 忠彦

統計数理研究所

間々田 孝夫

立教大学