平成23(2011)年度 共同利用登録実施報告書
| 課題番号 | 23−共研−17 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | f | ||
| 主要研究分野分類 | 5 | |||||
| 研究課題名 | 計算統計学に基づく劣化故障の信頼性予測解析 | |||||
| フリガナ 代表者氏名 | カイセ トオル 貝瀬 徹 | ローマ字 | KAISE TORU | |||
| 所属機関 | 兵庫県立大学大学院 | |||||
| 所属部局 | 経営研究科 産学人材育成センター | |||||
| 職 名 | 教授 | |||||
| 研究目的と成果の概要 | 
|  本研究では,劣化進行と故障時間の確率モデルを構成し,このパラメータ推定を考究すした.具体的には,劣化進行に確率微分方程式に基づいた連続時間型のモデリングを構成し,離散化を行いベイズによるパラメータ推定を構成した.さらに,情報量規準に基づく統一的なモデルおよび推定方法の選択方法を構築した.この場合,MCMCの初期値や事前分布,そして代替分布も含まれており,実現するためには周辺尤度の計算と情報量規準のバイアス補正を膨大な繰返し計算によって実現する必要があったが,本研究では膨大な計算を周辺尤度等に関する近似を用いて計算回数を減らす方法論を提案した.また,ここでの方法を離散の確率変数モデルに基づいた階層ベイズモデルにも適用し,計数個数の故障データに関する解析の研究も行った. |