平成282016)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

28−共研−1010

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

7

研究課題名

個別面接法調査における調査員効果についての調査員属性データを用いた研究

フリガナ

代表者氏名

コバヤシ ダイスケ

小林 大祐

ローマ字

Kobayashi Daisuke

所属機関

金沢大学

所属部局

人間科学系

職  名

准教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 平成28 年度上半期は、文献研究に充てられ調査モードや調査員変動についての先行研究を渉猟した。Groves et al.(2009)やWeisberg(2005)といったtotal survey error approach の立場の基本文献および"Public Opinion Quarterly"や"Journal of Survey Statistics and Methodology"誌のような専門誌で最新の研究動向についての整理を行った。また、研究成果としては、SSPプロジェクトによって実施されたウェブ調査データを用いて、歸山亜紀氏、轟亮氏との共同報告「変数間関連の比較に基づく公募モニター方式のインターネット調査データの評価」を第67回関西社会学会大会において行った。
 下半期は、引き続き調査法関連の先行研究について文献研究を行うとともに、分析において用いるマルチレベル分析に関連する文献についても収集し、その最新の技法について理解を深めた。研究成果としては、第69回日本社会学会大会において、調査モード(CAPI、CASI、PAPI)を無作為に割り付けた実験的な調査データを用いた単独報告「調査票調査における「社会的望ましさ」バイアスの検証──実験的デザインにもとづくモード比較調査データによる分析──」を行った。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

5月28日
歸山亜紀・小林大祐・轟亮,「変数間関連の比較に基づく公募モニター方式のインターネット調査データの評価」第67回関西社会学会大会(大阪大学).


10月9日
小林大祐,「調査票調査における「社会的望ましさ」バイアスの検証──実験的デザインにもとづくモード比較調査データによる分析──」第69回日本社会学会大会(九州大学伊都キャンパス).

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究会は開催していない。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

前田 忠彦

統計数理研究所