平成11（1999）年度　一般研究１実施報告書

課題番号	11−共研−1008	専門分類	3
研究課題名	気象予測精度改善のための物理モデル−時系列モデル融合の試み
フリガナ 代表者氏名	オザキ トオル 尾崎 統	ローマ字	Ozaki Tohru
所属機関	統計数理研究所
所属部局	予測制御研究系
職　　名	教授
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研究目的と成果（経過）の概要

Zheng博士がCOE外国人研究員として平成11年12月から翌12年3月にかけて4カ月間来所した間
に集中的に研究を行った。特に非線形力学系の状態推定の方法に関して、最尤法のよい性質を持ちなが
ら計算効率のよい方法を目指してEMアルゴリズムなど種々の方法を試した。決定論的モデルの予測誤
差の認識に関して気象学者が数学者や統計学者と違う独特の認識をすることも明らかになり今後の共
同研究の進め方に関しての示唆が得られた。Zheng博士滞在中は東京大学気候システム研究センター、
気象庁数値予報課、気象研究所、京都大学、九州大学、北海道大学などを訪れセミナーや討論などを通
して気象学研究者と精力的に交流した。カナダからRisheng Wang博士も数週間来所し空間変動の予測法
に関して尾崎らと意見交換をした。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

Zheng,X.,Kimoto,M.,Tanabe,K.and Ozaki,T.(1999)"System Dynamics Based Optimal Interpolation
Assimilation",Poster session,International ISM Conference,February,2000.
Ozaki,T.,Zheng,X.and Kimoto,M.(1999)"Reducing Model Errors by Local Linearization of Continuous
Models and its Possible Application to Data Assimilation",Research Memo.No.'32,Institute of Statistical
Mathematics,Tokyo.

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研究参加者一覧
氏名	所属機関
ジャン・シャオグ	NIWA(ニュージーランド国立水と大気科学研究所）
トンプソン・ピーター	ウェリントン・ヴィクトリア大学
Risheng Wang	ハワイ大学