平成91997)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

9−共研−96

専門分類

8

研究課題名

「日本人の国民性調査」のための基礎的研究

フリガナ

代表者氏名

サカモト ヨシユキ

坂元 慶行

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

調査実験解析研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

15 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

1998年度に予定されている「第10次 日本人の国民性調査」に備えて、新たな意識の動向を捉えるための質問文を試作するとともに、調査設計について検討する。


今年度は、研究会を重ね、将来の国民性調査のための準備、特に、新しい質問文の試作を行なった。
すなわち、国民性調査の一部の質問項目には、調査開始以来40数年を経て、いわば意識動向の測定手段としての機能を失ったものがある。そこで、可能なら次々回からの21世紀の調査で使える質問文を、それが難しければ次回の全国調査で使える質問文を開発・選定することをめざした。
21世紀の調査では、従来の質問にとらわれず、新機軸を出すのが望ましい。そこで、日本人に関する数多くの文献や調査報告書に拠りながら、新しい質問文を試作した。
特に、これまでの国民性調査から得られた知見(人間関係観の変化が小さかったこと、「一番大切なものは家族」が激増したこと、女性に生まれ変わりたい女性が増加したこと等)に基いて、家族や職場での人間関係観を中心に新質問を試作したが、決定的な成果を得るには至らなかった。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

<研究内容>過去9回にわたる「日本人の国民性調査」等の調査データの分析や、関連領域の文献等に基づいて、戦後期の日本人の意識動向について再考察し、国民性調査の問題点や不備を明らかにし、「第10次 日本人の国民性調査」のための質問文や調査法について検討する。<共同研究の必要性>継続的な調査研究の成功のためには、研究の継続性を保ちながら、他方で、その枠組みを拡充・展開していくことが重要である。この調査研究の一層の発展のためには、この調査研究の当初からの推進者の参加が不可欠である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

釜野 さおり

国立社会保障・人口問題研究所

駒澤 勉

統計数理研究所

鈴木 義一郎

統計数理研究所

鈴木 達三

帝京平成大学

高木 廣文

統計数理研究所

土屋 隆裕

統計数理研究所

中村 隆

統計数理研究所

西平 重喜

統計数理研究所

馬場 康維

統計数理研究所

林 知己夫

統計数理研究所

林 文

東洋英和女学院大学

前田 忠彦

統計数理研究所

村上 征勝

統計数理研究所

吉野 諒三

統計数理研究所