平成61994)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

6−共研−107

専門分類

7

研究課題名

咬合型の変化と顎顔面骨格形態の関連について

フリガナ

代表者氏名

スズキ ヨシイ

鈴木 祥井

ローマ字

所属機関

神奈川歯科大学

所属部局

歯学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

近年、咬合要因が顎顔面骨格形態の成長発育に大きく関っているという報告がなされている。そこで環 境的要因としての咬合系の変化と顎顔面骨格形態の変化との関連について明らかにするために、不正咬合を主訴として神奈川歯科大学付属病院矯正科に来院した日本人女子87名、平均年齢25歳3ヵ月(歴齢16歳から28歳)の側面頭部X線規格写真を資料とし, 上顎咬合平面と顎顔面骨格形態に関するいくつかの項目について多変量解析を用いて検討した。
その結果, 上顎の前歯と第一大臼歯の軸傾斜や位置は, 下顎骨の位置や大きさを規制する可能性が示唆された。この結果は歯科矯正学をはじめとする歯科臨床分野において意義あるものである。すなわち咬合を再構築することによりある程度下顎の位置をコントロールできること, また, 成長期においては, 咬合を管理することにより下顎の位置および大きさをコントロールできることを示唆するものであるからである。今後さらに咬合と, 咀嚼および発音などの口腔機能との関連を検討をくわえたいと考える。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

酒井博子 上顎咬合平面と顎顔面骨格形態との関連に関する研究 神奈川歯学 INPRESS

酒井博子 不正咬合者における上顎咬合平面の傾斜に関する研究 日本矯正学会 94/10/19
酒井博子 咬合平面と顎顔面骨格形態との関連について 日本MEAW研究会 94/10/2

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

久保田 隆朗

神奈川歯科大学

酒井 博子

神奈川歯科大学大学院

佐藤 貞雄

神奈川歯科大学

高木 廣文

統計数理研究所