平成222010)年度 共同利用登録実施報告書

 

課題番号

22−共研−11

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

3

研究課題名

遺伝子間相互作用を考慮した疾患関連解析

フリガナ

代表者氏名

ウエキ マサオ

植木 優夫

ローマ字

UEKI MASAO

所属機関

山形大学

所属部局

医学部

職  名

助教

 

 

研究目的と成果の概要

遺伝子が疾患の発症に寄与する効果を調べるに当たり、近年では一塩基多型(SNP)を用いた関連解析が広く行われている。これは単一の座位がもつ効果を調べていることを意味するが、一方で実際には複数の遺伝子が影響し合って発症すると考えられている疾患も数多く存在する。本研究では、SNPsデータを適切に集約して遺伝子間相互作用が疾患に及ぼす効果を定量化し、内在するリスクの発見を主たる目的とする。
近年のゲノムワイド関連研究で用いられるSNPsの数は30万から100万個が一般的であり、非常に大規模なデータが扱われるようになった。それらの大規模SNPsデータに適用可能な高度な統計解析プログラムを実装した市販の計算機で利用可能なソフトウェアを開発した。このソフトウェアの正確性を検証する目的で大規模な計算を行う必要が生じ、スーパーコンピュータを利用した。