平成24(2012)年度 一般研究1実施報告書
| 課題番号 | 24−共研−1006 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||
| 主要研究分野分類 | 4 | |||||
| 研究課題名 | 固体地球−大気−電離層結合系のモデリングに関する観測的研究 | |||||
| フリガナ 代表者氏名 | トミザワ イチロウ 冨澤 一郎 | ローマ字 | Tomizawa Ichiro | |||
| 所属機関 | 国立大学法人 電気通信大学 | |||||
| 所属部局 | 宇宙・電磁環境研究センター | |||||
| 職 名 | 准教授 | |||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 近年の地球観測技術の発達により、固体地球、海洋、大気、電離層の間の力学的相互作用が観測的に明瞭に示されるようになってきた。具体的な現象としては、地震発生によって励起された津波や電離層変動が挙げられる。これにより、これまでは互いに独立していた地球科学の各研究分野間の連携が深まり、グローバルスケールの地球ダイナミクス研究が急速に発展しつつある。本研究では、電離層および大気圧の同時観測によって取得した大量の観測データの解析を通じて、固体地球変動と関係の深い大気と電離層の変動現象を発見し、各層の相互作用メカニズムを明らかにすることを目的とした。電気通信大学では、これまで電離層変動をモニターするためのHFドップラーの連続観測を実施し、大量の観測データを保有してるが、本研究では統計数理研究所の長尾特任准教授らが実施している微気圧観測およびデータ同化研究を取り入れることにより、固体地球から電離層までを観測的に「つなぐ」ことを目指した。研究の第一歩として、平成24年度は地震に伴う大気および電離層の変動現象を観測データから抽出するための解析手法を開発し、固体地球〜大気結合系シミュレーションとのデータ同化を通じて、地震の発生メカニズムに関するパラメータや、各層の物性に関するパラメータを明らかにするための土台を構築した。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| ・論文発表 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 研究会開催無し | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 長尾 大道 | 統計数理研究所 |