平成111999)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

11−共研−2051

専門分類

7

研究課題名

歯科疾患実態調査データのコウホート分析

フリガナ

代表者氏名

ナカムラ タカシ

中村 隆

ローマ字

Nakamura Takashi

所属機関

統計数理研究所

所属部局

調査実験解析研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

研究テーマ:歯科疾患実態調査データのコウホート分析
 昭和32年より6年ごとに実施されている「歯科疾患実態調査」(厚生省)は、平成5年の調査で7回
分のデータが蓄積され、歯科疾患の実態を捉える上で重要な資料となっている。本研究では、これま
でに蓄積した7回分の歯科疾患実態調査データベースを利用し、年齢・時代・世代効果を分離するコ
ウホート分析を適用することによって、歯科疾患の過去の実態と将来の動向を把握するとともに、コ
ウホートモデルの新しい展開を探ることを目的とする。
 本年度(平成11年度)は「歯科疾患実態調査」の第8回目の調査年にあたっており、来年度以降の
新たなデータの追加に備え、これまで蓄積してきた継続調査データとそのコウホート分析結果のビジ
ュアル化に注力し、保健歯科の分野の研究者へのわかりやすい情報提供を目指して研究を行なった。
 具体的には、(1)これまでに蓄積した昭和32年から平成5年までの7回分の歯科疾患実態調査デー
タベースを用いて、歯種別・齲蝕の状態別(齲蝕罹患の状況、治療の状況、保健行動の状況)・性別
ごとに、年齢階級×調査時点形式のコウホート表データを作成した。(2)作成したコウホート表データ
を、年齢区分と調査間隔が一致しない一般コウホート表対応のベイズ型ロジット・コウホートモデル
により分析を行なった。(3)コウホート表元データを3Dグラフ化した。(4)コウホート分析結果に基
づき、分離した各効果およびそれらの組合せによる予測値を3Dグラフ化し、コウホート表データの
3Dグラフと対比できるようにした。(5)交互作用効果の表現方法について検討・工夫した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

本年度の共同研究に関するものは、現段階では特にない。これまでの研究成果については、添付の
「研究報告」における「関連文献・発表」の項目を参照されたい。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

那須 郁夫

日本大学

堀内 俊孝

日本大学