平成122000)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

12−共研−2037

専門分類

7

研究課題名

連想調査による車椅子体験学習の効果測定

フリガナ

代表者氏名

シバタ ヨシサダ

柴田 義貞

ローマ字

Shibata, Yoshisada

所属機関

長崎大学

所属部局

医学部附属原爆後障害医療研究施設

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

車椅子体験が小学生の障害観に及ぼす影響を評価するために行った連想調査データについて、テ
キスト型データ解析による分析を行い、従来の解析結果との比較検討することを研究目的とした。
 小学3年生83人を対象に、「車椅子とその使い勝手に関する言葉」を含め、計7個の言葉のそれぞれ
について、車椅子の使用前後に、連想する言葉を自由に記載させた調査データを InfoMiner(テキスト
型データ解析ソフ)を用いて分析した。1次解析として、単語の出方や出現頻度などを探索的に分析し
たが、小学3年生の記述であったため「かな書き」が多く、特別なユーザー辞書を作成し、InfoMiner
で標準装備の辞書と併用して、カナ/かな表記文の分かち書処理を行った後、対応分析およびクラスター
化等を行った。「くるまいすのつかいやすいところ」および「くるまいすのつかいにくいところ」に対す
る連想語の出現について、車椅子の使用前後における類似および差異の有無を検証した。使用後は動作/
動きを表す語の出現が多くなり、状況認識や説明がやや具体的になる傾向が感じられたが、総体にサン
プル数と単語出現頻度数が少なく、対応分析やクラスター化で利用できる語数が限られ、車椅子の使用
前後で類似していた。単語の分類のより詳細な吟味や個々の言葉遣いおよび言い回し等についての詳細
な分析をさらに進めている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

大隅 昇

統計数理研究所

高沢 浩太郎

長崎大学大学院

本田 純久

長崎大学

吉本 敦

統計数理研究所