平成9(1997)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 9−共研−81 | 専門分類 | 7 | |||||
| 研究課題名 | カオス理論による精神疾患の論理構造の数理モデルとコンピュータシミュレーション | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | アリタ セイザブロウ 有田 清三郎 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 関西医科大学 | |||||||
| 所属部局 | 教養部 | |||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 6 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| アルツハイマー病などの精神疾患における矛盾した回答データを基に、「カオス・ニューラルネットワーク」を用いて、その論理構造を解明する。すなわち、思考過程のカオス現象として、無矛盾が破綻した思考過程の数理モデルを構築し、「人工生命」によりコンピュータシミュレーションで検討する。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
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| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| アルツハイマー病、心身症などの精神疾患では、患者から複数個の相反する回答が発せられ、これらの情報は通常無矛盾に完備されたコンピュータロジックと様相をきわめて異にする思考ロジックである。このような矛盾した回答に対して、その情報の不正確さ、ゆらぎと共に、判断に揺らぎを生じる。また、患者の思考過程にカオス現象が引き起こっていると考えられる。これらの論理構造をカオス理論やニューラルネットワーク理論で解明してゆくことが医療診断への一つの光明を与えると思われる。そのためこの研究では、まず第一に (1)論理構造の数理モデルを構築し、次にそれを (2)コンピュータシミュレーションで検証することが大きな要となる。(1)、(2)の両面において、統計数理研究所との共同研究が必要である。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 種村 正美 | 統計数理研究所 | 
| 中井 吉英 | 関西医科大学 | 
| 福永 幹彦 | 関西医科大学 | 
| 堀 義巳 | 川崎医療福祉大学 | 
| 美祢 弘子 | 川崎医療福祉大学 |