平成61994)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

6−共研−84

専門分類

7

研究課題名

糖尿病の耐糖能崩壊過程における有向ベクトルの空間パターン解析

フリガナ

代表者氏名

アリタ セイザブロウ

有田 清三郎

ローマ字

所属機関

関西医科大学

所属部局

教養部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

糖尿病は三大成人病の一つで、糖尿病診断は糖負荷試験による耐糖能評価で判定されている。我々は、耐糖能ダイナミックスの解析に有用ベクトルのパターン解析法の一つであるDirectional Interaction Methodを適用し、糖尿病の数量的指標を検索する。また、臨床データとコンピュータシミュレーションによって、この指標を検討したい。


糖尿病は三大成人病の一つで、糖尿病診断は糖負荷試験による耐糖能評価で判定されている。我々は、耐糖能ダイナミックスの解析に有向ベクトルのパターン解析法の一つであるDirectional Interaction Methodを適用し、糖尿病の数量的指標を検索した。また、臨床データとコンピュータシミュレーションによって、この指標を検討した。
この研究実施は次の(1)、(2)から行った。 (1) 糖尿病患者、境界型及び正常型の耐糖能臨床データを収集し、有向ベクトルによるパターン解析法で解析し、耐糖能ダイナミックスの数学モデルを構成した。すなわち、血糖値、インスリン軸をもつ時系列データを Directional Interactionモデルにより耐糖能係数の最尤推定を行った。
(2) 耐糖能係数のパラメータを種々変化させ、耐糖能ダイナミックスのコンピュータシミュレーョンを行った。またこのシミュレーション結果と臨床データとを比較検討した。
(1)の最尤推定、(2)のコンピュータシミュレーションに統計数理研究所の共同研究が大きな役割をはたした。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

有田清三郎、糖尿病における耐糖能の時系列解析とコンピュータシミュレーション(統計推測における統計モデルの役割に関する総合的研究)、平成6年度科研費、総合研究(A)計算機統計学における諸問題予稿集、86-89、1994

有田清三郎、糖尿病における耐糖能パターンの時系列解析、日本統計学会第62回大会

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

この研究実施を次の(1)、(2)から行う。(1)糖尿病患者、境界型及び正常型の耐糖能臨床データを収集し、有向ベクトルによるパターン解析法で解析し、耐糖能ダイナミックスの数学モデルを構成する。すなわち、血糖値、インスリン軸をもつ時系列データをDirectional Interactionモデルにより耐糖能係数の最尤推定を行う。(2)耐糖能係数のパラメータを種々変化させ、耐糖能ダイナミックスのコンピュータシミュレーションを行う。また臨床データと比較検討する。(1)の最尤推定、(2)のコンピュータシミュレーションに統計数理研究所の共同研究が是非とも必要である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

種村 正美

統計数理研究所

堀 義巳

川崎医療福祉大学

美祢 弘子

川崎医療福祉大学

米田 正也

川崎医科大学