昭和631988)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

63−共研−96

専門分類

8

研究課題名

心理学における統計データ解析システムのインテリジェント化に関する研究

フリガナ

代表者氏名

トコスミ アキフミ

徃住 彰文

ローマ字

所属機関

聖心女子大学

所属部局

文学部

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計学や計算機科学について必ずしも専門的知識をもたない心理学研究者にとって適切な統計的データ解析システムとその環境はどうあるべきかという問題を,心理学の分野を例として,その研究の場における統計分析過程の典型的シナリオを検討するとともに,それを支援するインテリジェントな統計的解析システムの設計方針について考察する。さらに,具体的な統計データ解析システムのプロトタイプを作り,これをミニ・コンピュータやマイクロ・コンピュータを中心とした計算機環境のもとで実現するための試案を作成する。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究は次の手順に従って進める。
1)心理学研究一般において,統計的解析がどのように組み込まれ,どのような手順でおこなわれているかについての現状分析をおこなう。
2)この結果にもとづいて,心理学における統計分析の典型的なシナリオをいくつか作成する。それらのシナリオについて,理解度,実用度に関する評価実験を被験者(大学生)を用いておこなう。
3)計算機について基礎的素養以上のものをもたない研究者でも上記のシナリオに基づいた統計的解析が可能となるようなシステムを設計するために,ビジュアル・インターフェイス,インテリジェント・アドヴァムスなどのプロトタイプの試案作りを進め、評価実験を通じて改良する。
4)実用的な解析システムを構築するため,ミニ・コンピュータ,マイクロ・コンピュータを中心とした計算機環境を想定し,既存の解析手法ならびにソフトウェアに上記3)でのインタフェイスを付加したインテリジェントなシステムを実働化する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

大隅 昇

統計数理研究所

川上 清文

聖心女子大学

野沢 晨

聖心女子大学