平成101998)年度 共同研究集会実施報告書

 

課題番号

10−共研−7

専門分類

3

研究課題名

時系列・時空間事象の統計的解析

フリガナ

代表者氏名

マセ シゲル

間瀬 茂

ローマ字

所属機関

東京工業大学

所属部局

情報理工学研究科

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

51 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

時系列解析ならびに時空間事象の解析は、統計的推測・確率論の側面からの理論研究と、理学・工学・経済学・経営学等広範囲の応用研究からなり、現在、最も活発に研究が進展している統計学の分野である。本研究会は統計数理研究所を中心として、諸大学の理論・応用にわたる研究者が、研究発表・意見交換を通じて本分野の進展を計ることを目的とする。


本共同研究会は,今年は他の研究集会との重複をできるだけ避けるための試みとして,今回はこれまでよりかなり遅く,平成11年2月4、5日の両日,統計数理研究所において開催された。全部で15の講演が行われ,40名を越える参加者があった。
今年度より,これまでの時系列解析に加え,空間統計学がテーマに加わり,実際,時系列モデル,空間モデル,そして空間時系列モデルを扱った幅広い講演があった.内容的にも、理論的研究,実際的応用,そして問題提起的なデータ解析例に至るバランスの取れた構成になった.講演は主として若手時系列研究者による高度な理論的解析の発表と,中堅研究者による,これまでの研究の蓄積をふまえた実際的な解析手法の紹介という風に二つに大別することができそうである.
新設の東京大学空間情報科学センターの金本良嗣教授によるGISシステムを用いて都市の地価の形成要因を論じた招待講演「GISとヘドニックアプローチ」,GPSデータに含まれるノイズの解析,また人工衛星観測画像による日本海の漁業資源の研究など,新しい観測機器や計算機技術と統計解析との接点を扱った講演が幾つかあったことが注目される.
たまたま来日中のスイスETHのクンシュ教授による講演も,やはり人工衛星からの気象観測データの解析であり、時間と空間的要素を同時に扱う空間時系列の新しい手法の提案で注目を浴びた.
〔研究会の場合 開催期間:平成11年2月4日,5日  開催場所:統計数理研究所  〕


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

間瀬茂(編),時系列・時空間事象の統計的解析,統計数理研究所共同研究レポート115,
統計数理研究所,1999年2月。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

荒畑 恵美子

統計数理研究所

生駒 哲一

広島市立大学

石黒 真木夫

統計数理研究所

大濱 巖

九州大学大学院

尾形 良彦

統計数理研究所

岡本 雅典

福山大学

尾崎 統

統計数理研究所

小滝 光博

広島大学

柿沢 佳秀

北海道大学

勝浦 正樹

名城大学

加藤 比呂子

NTT

刈屋 武昭

一橋大学

川崎 能典

統計数理研究所

北川 源四郎

統計数理研究所

Jiang Xing-Qi

旭川大学

清藤 秀理

北海道大学大学院

国友 直人

東京大学

小暮 厚之

千葉大学

近藤 正男

鹿児島大学

斎藤 誠一

北海道大学

酒井 英昭

京都大学

佐藤 整尚

統計数理研究所

庄司 功

筑波大学

竹内 惠行

大阪大学

田中 勝人

一橋大学

田中 稔

専修大学

谷口 正信

大阪大学

田村 義保

統計数理研究所

Chen Chung Hang

琉球大学

佃 良彦

東北大学

照井 伸彦

東北大学

豊岡 康行

福島大学

中川 満

京都大学

中野 純司

統計数理研究所

中村 博和

佐賀大学

西尾 敦

明治学院大学

畠中 道雄

帝塚山大学

樋口 知之

統計数理研究所

福地 純一郎

広島大学

藤井 光昭

大学入試センター

甫喜本 司

北海道大学

細谷 雄三

東北大学

前川 功一

広島大学

宮里 義彦

統計数理研究所

Yao Feng

香川大学

矢島 美寛

東京大学

山本 拓

一橋大学

吉本 敦

宮崎大学

和合 肇

新潟大学

渡辺 則生

中央大学