平成61994)年度 共同研究集会実施報告書

 

課題番号

6−共研−9

専門分類

5

研究課題名

シミュレーション科学と統計科学の接点

フリガナ

代表者氏名

イバ ユキト

伊庭 幸人

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

助手

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

9 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

複雑な系を理解する方法として、シミュレーションによる方法(演繹的アプローチ)と統計モデルによる方法(帰納的アプローチ)がある。この2つを比較対照し、両者の見方の交流をはかるとともに共通の基礎的問題を探り出すことをめざす。


1994年12月14、15両日に「動的システムの構築と記述に向けて」と題した研究会を開催した。この研究会では、複雑系の問題の中でも特に動的な側面に注目し、「時間的に発展する関係性」というものを理解するために、以下の方々に講演を依頼した。そして、シミュレーションによる手法と統計科学的な見方の両面から、活発な議論が行なわれた。
「認知という実践」 福島真人(国際大GLOCOM)
「力学系的視点に基づいた自律ロボットによる行動学習」 谷淳(ソニーCSL)
「自律分散メカニズムによる冗長多関節ロボットアームの制御」 木村真一(郵政省通信総合研)
「目の思想」 高山宏(都立大人文)
「森林一空間構造の形成と種の多様性」 甲山隆司(北大理)
「力学系的世界像」 島田一平(日大原研)
「セルオートマトンによる結合写像格子の模倣 −有限機械による空間−時間的現象の模倣−」 後藤謙太郎(北大理)
また、江頭進(京大経済)、谷淳(ソニーCSL)、中川尚子(京大理)、福島真人(国際大GLOCOM)、山本知幸(東大教養)らを中心にパネルディスカッションを行った。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

後藤 謙太郎

北海道大学大学院

多賀 厳大郎

東京大学

高橋 哲也

統計数理研究所

津田 一郎

北海道大学

中川 尚子

京都大学大学院

橋本 敬

理化学研究所

安富 歩

京都大学

山本 知幸

東京大学大学院