平成282016)年度 共同研究集会実施報告書

 

課題番号

28−共研−5016

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

9

研究課題名

統計教育の方法とその基礎的研究に関する研究集会

フリガナ

代表者氏名

タケウチ アキノブ

竹内 光悦

ローマ字

Takeuchi Akinobu

所属機関

実践女子大学

所属部局

人間社会学部人間社会学科

職  名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

499千円

研究参加者数

26 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究集会では統計教育に関係する研究者や教員、企業・団体等の情報共有を目的として、関連の研究発表、授業事例報告などを中心に共同集会を行っている。本年度においては、3/3、3/4 の両日において、政策研究大学院大学で「統計教育の方法論ワークショップ」と題して、開催した。参加者は 2 日間の延べ人数で約 180 人となり、その内訳も研究者のみならず、初等・中等教育の教員、教科書会社の関係者、政府・自治体関係者など、多くの方にご参加いただき、活発なご意見を頂けた。発表の演題も同様に初等中等教育および高等教育に至るまで、さまざまなご発表があった。

特に今年度は従来から行っていた特別講演に加え、教育賞受賞者による受賞者講演を3つ、統計グラフコンクールの受賞者を指導した指導者講演が2つ、データコンペティションでの指導者発表1つがあり、今後の統計教育の質を上げるためにも有用な発表となった。

また開催の直前に次期指導学習指導要領改訂案が公開されたこともあり、初日のお昼休みをランチセッションと題して、この改定案に対しての説明や国際的に見ての内容検証など行った。関係者に後日確認したところ、このセッションに興味を持たれていたことを伺った。二日目のお昼休みにはスポーツデータ解析コンペティション中等教育部門の結果発表も行った。

大学ではデータサイエンス学部が 4 月から開設されることや産業界からの要望、国としての閣議決定、IoT などの発展など、今後も統計教育、データサイエンス教育は急激に進んでいくと考えられる。統計教育に関する学会がない現状として、本共同研究のように情報共有、情報交換できる場もないため、本共同集会の実施の重要性を改めて感じた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

本研究集会の結果は統計数理研究所の共同利用研究リポート 379 「統計教育実践研究」第9巻にまとめてある。

また共同集会の詳細やプログラムについては次のサイトに掲載してある。
URL: http://estat.sci.kagoshima-u.ac.jp/SESJSS/edu2016.html

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

青山 和裕

愛知教育大学

石井 裕基

香川県

和泉 志津恵

滋賀大学

大関 綾子

新潟県

小川 恭子

上越市立春日小学校

小口 祐一

茨城大学

小野 賢太郎

西米良村立西米良中学校

風間 喜美江

香川大学

上村 尚史

鹿児島純心女子短期大学

川上 貴

西九州大学

酒折 文武

中央大学

櫻井 尚子

東京情報大学

下川 敏雄

和歌山県立医科大学

末永 勝征

鹿児島純心女子短期大学

田村 義保

統計数理研究所

南雲 裕介

新潟県

橋本 紀子

関西大学

橋本 三嗣

広島大学附属中・高等学校

藤井 良宜

宮崎大学

堀場 規朗

香川大学教育学部附属高松小学校

松元 新一郎

静岡大学

宿久 洋

同志社大学

山口 和範

立教大学

横澤 克彦

長野県屋代高等学校・附属中学校

渡辺 美智子

慶應義塾大学