平成122000)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

12−共研−1026

専門分類

7

研究課題名

世代間調査による長寿因子の抽出とその解析

フリガナ

代表者氏名

サカタ トシイエ

坂田 利家

ローマ字

Sataka, Toshiie

所属機関

大分医科大学

所属部局

医学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

人口約4,000人の荻町は大分県の山間部にあり、農業を主体とする人口移動の少ない
町である。我々は平成8年度より毎年40歳以上の約500人を対象として、健康や環境
に関するアンケート調査を実施してきた。平成11年度までの調査の結果、「つけもの」
の多量摂取に代表されるような塩分摂取の過多があり高血圧や脳卒中が多いこと、ま
た、高脂血症も全国平均並に高いことなどが分かり、住民の間にも長寿スタディーに対
する受け入れも根付いてきた。そこで平成12年度より、調査を全町の基本健診受診者
に拡げ、より大規模な調査を行った。生活習慣の傾向については500人のパイロット
的な調査結果が全町においても当てはまることが分かり、また、各地区毎に特徴がみら
れることも分かった。今後も、このようなアンケート調査と血液データの解析を継続す
る。遺伝子解析については、ようやく国の指針も整いつつあり、今後の課題としたい。
 上記長寿スタディーと平行して、肥満者の多い中米ドミニカ共和国の住民を対象にし
た肥満糖尿病の研究も平成11年度から調査が開始され、インスリン抵抗性に関する遺
伝子の変異型が他の人種に比べて同国人で有意に高いことを見出した。今後は、さらに
遺伝子を追加して、解析を進めていく。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

平成12年度荻町長寿スタディー(OLS)健康意識調査結果
?地域住民の健康管理の推進について?

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関