平成31991)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

3−共研−18

専門分類

3

研究課題名

臨床における経時データの解析

フリガナ

代表者氏名

ヤフネ アキフミ

矢船 明史

ローマ字

所属機関

北里研究所バイオイアトリックセンター

所属部局

臨床薬理部

職  名

医師

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

臨床試験等から得られる多元的経時データの解析は,臨床の立場から極めて重要であり,臨床研究の観点からは不可欠と考えられる。本研究では,このような多元的・臨床経時データの解析手法開発をめざす。


臨床の場で得られるデータには個人差があり、解析をする上で、この個人差を考慮することが不可欠となる。今年度の研究においては、前年度までの結果を踏まえて、臨床データに認められる個人差を導入し、AICによるモデル選択の立場から、主として解析を試みた。
その結果、ある程度臨床的に妥当な結果が得られたが、未だ不十分な点も数多く残されている。また、解析対象となったデータのタイプも限られたものであり、十分とは言えず、今後さらに検討すべき問題点が明かになった。
次年度の研究においては、上記の不備な点を改良しながら、さらに解析を試みる予定である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

Akifumi Yafune and Makio Ishiguro, Comparison of Pharmacokinetics by Akaike Infomation Criterion, Bulletin of the Biometric Society of Japan, Vol.12, No.1 & No.2,1991.

Akifumi Yafune and Makio Ishiguro, Application of Multidimensional Normal Distribution Model to Clinical Repeated Measures,日本計量生物学会,1991.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

(1)研究内容;臨床試験から得られる多元的経時データを中心として,これらのデータに対する解析法を,統計手法に基づき研究する。
(2)共同研究の必要性;本研究に際し,大型コンピュータの使用,並びに,統計数理研究所における類似研究に関する資料を参考とすることが不可欠と考えられるため。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石黒 真木夫

統計数理研究所

松原 敏樹

癌研究会附属病院