平成11（1999）年度　一般研究１実施報告書

課題番号	11−共研−1007	専門分類	3
研究課題名	非定常な多次元時系列からの情報抽出の研究
フリガナ 代表者氏名	キョウ コウキ 姜 興起	ローマ字	Xing Qi Jiang
所属機関	旭川大学
所属部局	経済学部
職　　名	教授
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研究目的と成果（経過）の概要

本共同研究の目的は、非定常な多次元時系列データから有用な信号を抽出する方法を開発すること
である。具体的な目標は、情報理論とベイズ型モデリングの手法を用いて、多次元の経済時系列デー
タから景気変動に関する情報を抽出する方法や、多次元の地震波データから常微動、P波およびS波
の信号を抽出する方法を開発し、さらに開発した方法を実際の経済問題の分析や地震データの解析に
適用することである。
　平成11年度では、主にモデルの構成やモデルの推定のための基礎研究を行い、計算用のプログラム
の編成に取り込んだ。研究の成果は日本統計学会等の学会で報告した。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

1.姜　興起:「情報理論に基づく統計的推測の一般的方法について」,日本統計学会第67回大会,
平成11年7月
2.姜　興起:「自己帰結型統計的推論に基づく回帰モデルの推定と同定」,日本経営工学会平成11
年度秋季研究大会,平成11年10月
3.X.Q.Jiang:「A general procedure of statistical inference based on information theory」,第3回東和
大学統計物理国際会議,平成11年11月
4.X.Q.Jiang and G.Kitagawa:「Estimation and identification of time series models based on self-
concluding statistical inference」,統計数理研究所国際シンポジュウム,平成12年2月

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
ウィル ガーシュ	ハワイ大学
北川 源四郎	統計数理研究所
田辺 國士	統計数理研究所