昭和611986)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

61−共研−17

専門分類

3

研究課題名

存否スペクトル法の統計的特性の解析

フリガナ

代表者氏名

タムラ ヨシヤス

田村 義保

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計計算開発センター

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

6 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

共同研究者のひとりである熊沢によって提案された存否スペクトル法は地球物理学における振動データ解析に有効な全く新しい方法である。この方法の統計的特性をモデル構成と最尤法の観点から解析し,計算方法を含めて改良の可能性を探る。


共同研究実施状況
存否スペクトル法の地球物理学的データへの適用を推進する研究者と時系列解析の理論と方法の研究者とが協力して,解析方法の特性の解明と改良の可能性を検討した。
実測データを用いて,特性の解明を行うと共に,共同研究者熊沢峰夫教授たちは,多成分ARモデルへの拡張について研究を進めている。
研究成果
昭和60年度の共同研究で得られた成果(経験的な直観によらず,明確に定義された統計モデルと最尤法を用いた,より有効な推定法を見出した。)を用いて,実測データの解析を進めてきた。原データの一部の周波数帯域の成分だけをとりだすためのバンドパスフィルタの設計法及び最尤法を用いた結果得られる高次方程式の効率的な解法について研究が進められ,成果が生れつつある。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

共同研究者のひとりである熊沢によって提案された存否スペクトル法は地球物理学における振動データ解析に有効な全く新しい方法である。この方法の統計的特性をモデル構成と最尤法の観点から解析し,計算方法を含めて改良の可能性を探る。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

赤池 弘次

統計数理研究所

荒畑 恵美子

統計数理研究所

熊澤 峰夫

東京大学

須田 直樹

名古屋大学

深尾 良夫

名古屋大学