平成61994)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

6−共研−101

専門分類

9

研究課題名

安全性評価における大規模調査の役割

フリガナ

代表者氏名

ヤナギモト タケミ

柳本 武美

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

11 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

情報ネットワークシステムの普及、保険医療情報システムへの社会の期待の増大によって、管理された大規模調査の実施が計画されるようになった。研究レベルから行政レベルに移行している。そこでこの調査の基礎についてアカデミックな研究を行う。


多くの施設の共同参加による大規模臨床評価研究の必要性が強調されている。我が国は制度的な市場薬剤の評価では世界をリードしている。
個々の研究は参加者が独自で行った。その上に立って楠正氏による講演会とその後の討論、宮崎市での「生物統計学宮崎ワークショップ」での討論によって研究を深めた。さらに共同研究山本班による研究集会を機会に討論の機会をもった。全体として情報機器の整備の影響について、また組織についての討論がなされた。
具体的な問題としては現に使用されている薬あるいは治療法を取り除くための論理の不備が強調された。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

柳本武美, Discrete first passage time distribution for describing inequality among individuals to appear in Lifetime Data Models (ed. N.P. Jewel et.al.)
柳本武美, 魚井講演(同等性)にたいする討論 Jap. J. Biometrics, 15.2, 1994年9月


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

薬剤疫学の整備、薬の再審査・再評価の定着化が進んでいる一方、その役割と実施計画についての基礎的な研究が遅れている。そこで専門家の参加を得て、基本的な問題点を探り出す。特にこうした大規模調査に期待される安全性の評価が有効にできる方法を研究する。現在の日本では当研究所が核になって行うしかない。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

安楽 和夫

西南学院大学

大瀧 慈

広島大学

越智 義道

大分大学

楠 正

東京大学

椿 広計

筑波大学

林 眞

衛生試験所

藤井 良宜

宮崎大学

藤田 正一郎

放射線影響研究所

山添 史郎

滋賀大学

山本 英二

岡山理科大学