平成25(2013)年度 重点型研究実施報告書
課題番号 |
25−共研−4201 |
分野分類 |
統計数理研究所内分野分類 |
a |
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主要研究分野分類 |
7 |
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研究課題名 |
高頻度金融データにおける日内季節変動の統計解析 |
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重点テーマ |
ファイナンスリスクのモデリングと制御 |
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フリガナ 代表者氏名 |
ヨシダ ヤスシ 吉田 靖 |
ローマ字 |
Yoshida Yasushi |
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所属機関 |
東京経済大学 |
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所属部局 |
経営学部 |
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職 名 |
教授 |
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配分経費 |
研究費 |
40千円 |
旅 費 |
7千円 |
研究参加者数 |
5 人 |
研究目的と成果(経過)の概要 |
グローバルな取引市場間の競争が強まる中,投資家の利便性向上を目的として,特にわが国ではデリバティブ市場において,立会時間の延長が実施されている.本研究では,東京商品取引所に上場されている金先物および大阪証券取引所に上場されている日経平均先物の高頻度データを利用し,立会時間の制度変更に照らして取引発生頻度の経時的変化を点過程モデルのあてはめを通じて観察することを目的とする.特に,従来の国内の取引所は株式市場・商品市場共に,海外の取引所にはない昼休みが存在することが,特徴であった.この制度により,国内の高頻度データを使用した日内季節変動の分析では,昼休み前後の変動パターンが海外の実証結果と大きく異なる原因となっていた.このため,本研究では,取引時間の延長により日中の変動パターンが変化していく様子を点過程モデルの上件付き強度関数のモデリングであるEPTRENを用いて検証した.実証分析の結果,先物市場での取引頻度の日中の推移を検証できることが確認された.夜間取引そのものの取引量は多くないが朝方の寄り付きパターンには影響を与えている可能性があることと,昼休みの廃止が大きく影響していることが示唆された.リアライズド・ボラティリティの影響などは今後の課題である.また,このような分析の基礎とするため,日次データに関しても「資産価格の変動特性」において,分布の特性などを検証した.さらに,日次ベースの分析により商品先物取引における証拠金不足に伴うリスクについて,モデリング法の提案とデータ解析を行った. |
当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) |
論文発表 |
研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 |
開催した研究会はない。 |
研究参加者一覧 |
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氏名 |
所属機関 |
青木 義充 |
総合研究大学院大学 |
川崎 能典 |
統計数理研究所 |
山下 智志 |
統計数理研究所 |