平成51993)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

5−共研−92

専門分類

8

研究課題名

総合的カテゴリカル・データ解析法のパソコン用ソフトウェア化に関する研究

フリガナ

代表者氏名

ハシグチ カツヒサ

橋口 捷久

ローマ字

所属機関

福岡県立大学

所属部局

人間社会学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

数量化の方法論、分割表に基づく諸分析法など、質的データ解析について、特に社会学、心理学、医学の分野の研究者に利用しやすい既成の統計ソフトウェアとのデータの共有を図り、実践的なパソコンソフトウェアを開発研究すると共に、実データにより有効性の評価に関する研究を行う。


自由回答データを数量化理論第3類で解析するためのデータ作成ソフトウエアを開発した。プログラム言語は、QuickBASICである。データ作成手順は、次のとおりである。
(1)データ入力:エディタやワープロを使って、自由回答を個体番号とともに半角コンマで区切って回答数だけ入力し、個体毎に改行する。(2)データ作成:a,入力データを個体毎に昇順で並べる、b,全データの語彙の頻度表を作成する、c,語彙の頻度表を基にカテゴリー変換リストを作成して、その変換リストにしたがって、自由回答を数字に変換し、数量化第3類の特性項目データ形式のデータを作成する。
このソフトウェアを使って、大学生の自己概念についての自由記述データを解析した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

橋口捷久、自己範疇化と自己概念、福岡県立大学紀要、2巻1号、1993.12.20


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

本年度は、従来個々が開発した既成の数量化の諸方法論、分割表の各種分析法、カテゴリカル・データ分析、コーホート分析、などのソフトウェアパッケージのパソコン上でのデータの共有利用を図り、有機的解析のための総合的利用システムを開発研究する。
この分野の開発研究はこれまで散発的であったが、本研究は統計数理研究所の研究者との共同研究体制を組織的に行うことにより統計科学の応用分野における研究水準の向上に直接寄与するものである。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

駒澤 勉

統計数理研究所

坂元 慶行

統計数理研究所

高木 廣文

統計数理研究所

中村 隆

統計数理研究所