平成182006)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

18−共研−1026

専門分類

9

研究課題名

放鳥データにもとづく渡り鳥の数の推定

フリガナ

代表者氏名

イシグロ マキオ

石黒 真木夫

ローマ字

Ishiguro Makio

所属機関

統計数理研究所

所属部局

モデリング研究系

職  名

教授

所在地

TEL

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研究目的と成果(経過)の概要

目的
放鳥データにもとづいて各種の渡り鳥の「渡り」の実態の継年変化を推定する手法の開発を目的とする。

経過
・統計的モデルあてはめにもとづく手法を構成し、その手法をプログラムの形で実現し、性能をチェックしながら改良を図った。プログラムは3つのコンポーネントで構成した。
・シミュレータ:各種の鳥の渡りをシミュレートし、人工的放鳥データを生成。モデルは、渡りの群の大まかな形、コース、移動速度群を構成する鳥の数、観測点における「発見確率」などのパラメータを最尤法で推定することによって「計測」が出来るよう設計した。
・モデルフィッタ:シミュレータのパラメータを実放鳥データにあてはめる最尤法にもとづくプログラムを作成した。
・GUI:モデルフィッタに与えるべきパラメータの初期推定値の生成、モデルあてはめの結果を確認するためのグラフィカルインターフェースを作成した。

 成果、概要と今後の見通し
・プロトタイプ「渡り計測用モデル」が出来た。
・さらに実験を重ねモデルを改良する必要がある。−カシラダカの渡りの経年変化の解析−夏鳥データの解析
・採用したモデルにおいては「発見確率」を個々の観測点、観測時期でコントロールすることも可能であり、「データベース」にこれに関する情報が含まれていれば利用できる。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

「日本畜鳥類資料の整理と活用に関する研究」研究成果発表会
於:千葉県手賀沼親水広場 研修室
2007年2月7日

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

太田 碧海

横浜国立大学