平成2(1990)年度 共同研究実施報告書
| 課題番号 | 2−共研−46 | 専門分類 | 6 | |||||
| 研究課題名 | 大規模統計モデルによる地球環境データの解析 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ヒグチ トモユキ 樋口 知之 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||
| 所属部局 | 予測制御研究系 | |||||||
| 職 名 | 助教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 11 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 地球環境への関心の高まりにつれて環境モニター整備もようやく本格的になり始めてきている。本国に於いてもロケット,人工衛生,気球,などを用いた飛翔体観測,および超多点地上観測ネットワークを用いたデータの取得が可能になり,多角的統合的なデータ解析が切望されている。この数年で来るであろう超大量モニターデータ解析時代のために,その基礎的な解析ツールと人的交流も含めたシステム造りを狙う。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
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| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 地球環境データは,回転飛翔体によるリモートセンシングによって得られたデータからの数値的インヴァージョンによって求められることが非常に多い。したがって回転に伴う様々な人工的ノイズが破壊的に解析結果に影響を及ぼす。現時点に於いては,観測機器開発現場において古典的ノンパラメトリック解析法が試行錯誤的に行われているが,超大量データの多角的高スピード解析のために,本研究所でこの数年精力的に行われてきている大規模な統計モデルを用いた解析手法を応用発展させる。とくに回転飛翔体観測に必ず付随するノイズ除去の汎用的ツールを確立させる。使用するデータは先頃打ち上げられた我国の人工衛星EXOS−D(あけぼの)や,ロケットによって得られたものを使用する。また季節変動,準2年変動,太陽11年周期変動が混在しているなかでトレンド成分を分離するのが非常に難しい定点地上観測時系列データ(特にオゾン)の解析に対して,大規模な統計的モデルの構築を考える。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 石黒 真木夫 | 統計数理研究所 | 
| 岩上 直幹 | 東京大学 | 
| 北 和之 | 東京大学大学院 | 
| 北川 源四郎 | 統計数理研究所 | 
| 小池 真 | 東京大学大学院 | 
| 遠山 文雄 | 東海大学 | 
| 藤井 良一 | 国立極地研究所 | 
| 松岡 彩子 | 宇宙科学研究所 | 
| 向井 利典 | 宇宙科学研究所 | 
| 吉田 尚史 | 東京大学大学院 |