平成8（1996）年度　共同研究集会実施報告書

課題番号	8−共研−3			専門分類		2
研究課題名	最適化：モデリングとアルゴリズム
フリガナ 代表者氏名	タナベ　クニオ 田辺　國士			ローマ字
所属機関	統計数理研究所
所属部局	予測制御研究系
職　　名	教授
所在地
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E-mail
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	27　人

研究目的と成果（経過）の概要

最適化は、現代の統計科学、数理科学、情報科学において、不可欠かつ基本的な手法として活発に研究されている。現在も、線形計画、半正定値計画問題における内点法、巡回セールスマン問題に対する平面切除法、並列アルゴリズムなどについて、興味深い進展が続いている。本研究会の目的は、わが国におけるこの分野の研究者が集い、最新の研究成果を発表し、情報交換を行うことである。


最適化のモデルとアルゴリズムは、統計科学における事象の数理的な把握・推論に不可欠な要素であり、より複雑な事象の解析と制御に挑戦するための技術的基盤となるものである。
1987年以来毎年行われてきた本研究会シリーズも10年を経過した。この集会が最適化の理論と実際における近年の発展において国際的にも大きな貢献をしたことは疑いない。
近代科学の歩みの基礎となった「最適化パラダイム」はいまや古典的枠組みとみなされることもあるが、近年の内点法の研究の興隆に見られるように、21世紀においても、内的発展性や応用性において不変の活力をもったパラダイムであると考えられる。
本年も数多くの研究が発表され、活発な討論がなされた。最新の技術の交流が、わが国の最適化の研究の発展に少なからざる貢献をしたことと思われる。
〔研究会の場合　開催期間：1997年3月27〜28日　　開催場所：統計数理研究所〕

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

1.統計数理研究所共同研究リポート92
「最適化:モデリングとアルゴリズム9」1996年11月
2.統計数理研究所共同研究リポート97
「最適化:モデリングとアルゴリズム10」1997年3月

研究参加者一覧
氏名	所属機関
青沼　龍雄	神戸商科大学
池上　敦子	成蹊大学
一森　哲男	大阪工業大学
伊藤 聡	統計数理研究所
茨木　俊秀	京都大学
今井　浩	東京大学
伊理　正夫	中央大学
岩田　覚	大阪大学
大内　東	北海道大学
岡田　政則	北陸先端科学技術大学院大学大学院
加藤　直樹	神戸商科大学
小島　政和	東京工業大学
今野　浩	東京工業大学
田中　正敏	鳥取大学
土谷　隆	統計数理研究所
刀根　薫	埼玉大学
福嶋　雅夫	京都大学
藤重　悟	大阪大学
Vlach,　Milan	北陸先端科学技術大学院大学
前田　英次郎	ＴＥＲＲＹ
水野　眞治	統計数理研究所
山下　信雄	京都大学
山下　浩	（株）数理システム
山田　茂	鳥取大学
Rauf,　A. I.	奈良先端科学技術大学院大学大学院
Ramik,　Jaroslav	北陸先端科学技術大学院大学