平成292017)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

29−共研−4307

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

9

研究課題名

データサイエンス教育を支える統計的問題解決力育成アクティブ・ラーニング

重点テーマ

データサイエンス人材育成メソッドの新展開

フリガナ

代表者氏名

タケウチ アキノブ

竹内 光悦

ローマ字

Takeuchi Akinobu

所属機関

実践女子大学

所属部局

人間社会学部人間社会学科

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

25千円

研究参加者数

3 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究は近年産業界が求めているデータサイエンス教育について、一部の専門家を育てることを目的とせずに、裾野尾を広げ、多くの社会人が身に着けるリテラシーとしての統計的問題解決力の育成を踏まえ、適切な授業法や教材開発を目的として実施した。

本年度は著者らが実施した社会人を対象とした調査結果を踏まえ、社会人におけるデータ分析に関する必要な知識や技能の把握を行った。その結果、多くの回答者で基礎的な統計に関する知識を学びたいと考えていながら、実際には学べていないことがわかった。またこれらの結果からこれまでの知識の伝達に終始する授業よりも、社会調査や心理実験のように手順が決まっている方法で体験しながら学ぶことを期待していることが分かった。

さらにこれらの結果を踏まえ、これまでに開発してきた授業法や教材を授業に適用して、その効果測定をし始めた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

[1] 竹内光悦(2017)統計グラフポスター作成を踏まえた統計的問題解決力の育成授業、日本行動計量学会第 45 回大会、118。
[2] 竹内光悦(2017)統計グラフポスター作成を用いた統計的問題解決の学修の動機付け、2017 年度統計関連学会連合大会、128。
[3] 竹内光悦(2017)授業感想の言語データからみる協同学修授業における学生スタッフの影響、日本計算機統計学会第 31 回シンポジウム、179-180。
[4] 竹内光悦(2018)次世代型汎用的データサイエンス教育を見据えた授業モデルの構築、H29年度 共同利用 重点型研究(重点テーマ3)「データサイエンス人材育成メソッドの新展開」研究集会。
[5] 竹内光悦(2018)新学習指導要領における統計教育の授業デザイン、数学教育学会 2018 年度春季年会予稿集、147-149。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究会は開催していませんが、同じ重点テーマで開催された研究集会で発表を行いました。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

末永 勝征

鹿児島純心女子短期大学