平成212009)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

21−共研−2044

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

2

研究課題名

統計関連コンテンツの有効性評価と総合的統計Webシステムの研究

フリガナ

代表者氏名

モリ ユウイチ

森 裕一

ローマ字

Mori, Yuichi

所属機関

岡山理科大学

所属部局

総合情報学部 社会情報学科

職  名

教授

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

8 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 本研究は,Web上に数多く存在する統計関連サイトやコンテンツの有効性を評価する評価基準や標準仕様を検討し,現在,独立に存在しているデータアーカイブやオンライン解析のサイトなどを有機的に結び付け,それらの間を双方向に利活用できる仕組みをWeb上に提供することである。
 これらに対し,過去の研究成果を踏まえ,さまざまな統計関連サイトやコンテンツについて縦断的・継続的に調査を行い,具体的な基準・仕様を検討していった。これにより,実際の基準・仕様を策定するための基本的な情報収集は行えたと考える。
 総合的Webサイトについては,本研究メンバーらが手がけた統計教育コンテンツのアーカイブである「データ指向統計解析環境DoSS@d,http://mo161.soci.ous.ac.jp/@d/indexj.html」と,そのXMLコンテンツを利用したMoodleのモジュール(コンテンツ提供システム)の活用を図った。特に,コンテンツの充実に力を入れ,市販の事例集の内容を(著者の許可を得て)をDoSS@dシステムに追加し,一昨年開発した登録データセットと解析ストーリーに対するアクセス数と使用感の公開システムにより,すべてのコンテンツのよさが評価できるようになった。また,それらのコンテンツを自由に利用し,学習コースを構築できるMoodleシステムにより,学習履歴に基づくデータや解析ストーリーの評価も行えるようになった。
 以上のシステムの本格的な稼動と,評価の対象をさまざまなコンテンツへ広げることにより,統計教育を主とした有効な情報提供の環境が期待できるようになった。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

学会発表
 森 裕一 ,藤野友和,宿久 洋,山本義郎,黒田正博 (2009). 統計コンテンツ提供システムの開発と補強. 2009年度数学教育学会秋季例会(大阪大学),発表論文集137-139.


ホームページ
 データ指向統計解析環境DoSS@d
  http://mo161.soci.ous.ac.jp/@d/indexj.html
 評価ページのプロトタイプ
  http://mo161.soci.ous.ac.jp/@d/DoDStat/DataList/
  indexj2.html
 Moodleを利用したコンテンツ提供システム
  http://stat.fwu.ac.jp/moodle/course/

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

特に,なし。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

赤木 美智

岡山理科大学

黒田 正博

岡山理科大学

小林 聖豊

岡山理科大学

近藤 拓行

岡山理科大学

中野 純司

統計数理研究所

藤野 友和

福岡女子大学

山本 義郎

東海大学