平成122000)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

12−共研−2021

専門分類

3

研究課題名

自己組織型モデルによる海底地震計に記録された微小な地震波の抽出

フリガナ

代表者氏名

タカナミ テツオ

高波 鐵夫

ローマ字

Takanami, Tetsuo

所属機関

北海道大学

所属部局

大学院理学研究科地震火山研究観測センター

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

北海道大学地震火山研究観測センターでは,地球の構造とその発達史を探るために,数千mの海底下に数
十台の海底地震計を設置し,海上の実験船に備えたエアガンシステムで制御しながら船尾にえい航させたエ
アガンから一定間隔に高圧の音波を発射させ,それが地殻および上部マントルを伝播して,再び海底に戻っ
てきた各種の屈折波や反射波を海底地震計でとるという調査を行っている。ここでは,これらの海底地震計
に記録された膨大なデータからなる制御地震記録群に合った信号抽出法を研究し,より精密な地球の発達史
と構造を求めるための新しい海底地下構造探査法を開発することを目的とする。
 成果として,地震波とそれ以外の変動の時系列的性質を探り,それを利用した信号分離とともに走
時曲線を考慮して,隣り合った系列間の関係にもとず籤空間モデリングを行った。信号抽出のために
従来より用いてきた時系列モデルのほかに,空間方向の構造を積極的に利用する時空間モデリングを
試みた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

北川源四郎,高波鐵夫,他:海底地震計データによる地下構造の解析,統計数理セミナー,Feb.14,2001.
北川源四郎,高波鐵夫,島村英紀:海底地震計データによる新しい地下構造探索の試み,発見科学,大坂,
O ct.27,2000.
T.Takanami and G.Kitagawa:Modern siganal extraction methods in computational seismol
ogy,J.Fac.Sci.Hokkaido Univ.Series ?(Geophysics)11,4,725-738,2000.
K.Genshiro,T.Takanami,and N.Matsumoto:Siganal extraction problems in Seismology,I
nterna tional Statistical Review,69,1,129-152,2000.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

北川 源四郎

統計数理研究所