平成122000)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

12−共研−2030

専門分類

7

研究課題名

カオス理論による糖尿病血糖値時系列データの短期予測システムの構築と検証

フリガナ

代表者氏名

アリタ セイザブロウ

有田 清三郎

ローマ字

Arita, Seizaburo

所属機関

関西医科大学

所属部局

教養部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

我々はカオス理論により糖尿病患者の血糖値時系列データがカオス現象を示唆する局面をと
らえることができた。すなわち、コントロールの良い糖尿病患者の血糖値は葉巻型のアトラク
ターを、コントロール中程度は三角錐型のアトラクターを、コントロールの極めて悪い血糖値
は球型アトラクターを示し、これらのカオス現象はリアブノフ関数、自己相関係数、スペクト
ル分析等で検証した。
 我々はこの研究成果を踏まえて、?糖尿病患者における血糖値の短期予測システムを構築し、
糖尿病患者における血糖値の近未来短期予測システムを考案する。次に?この血糖値カオス・
ファジィ予測システムを臨床例で検証し、この血糖値予測システムの臨床応用の可能性を検討
した。
 これらのカオス現象とその数理的解明が臨床学的にどんな意味を持ち、血糖値予測モデルが
臨床学的にも妥当かどうかを臨床例に基づいて検討を行い、コンピュータによる糖尿病支援の
血糖値予測システムを構築した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

種村 正美

統計数理研究所

堀 義巳

川崎医療福祉大学

美祢 弘子

川崎医療福祉大学

米田 正也

川崎医科大学