平成6(1994)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 6−共研−83 | 専門分類 | 7 | |||||
| 研究課題名 | 学習による大脳皮質細胞群の反応の変化とモデル選択 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | タカハシ テツヤ 高橋 哲也 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||
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| 職 名 | 外来研究員 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 6 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 現在、学習という現象がモデル選択の過程であるという仮説の下に研究を進めている。学習が終わって、動物が学習前よりタスクを正確に遂行できるようになると、皮質の細胞群は、学習前よりタスクに関してよいモデルを持つと考えられる。従ってモデルとタスクによって引き起こされた反応との間のかい離度を計算すると、学習前より学習後の方が小さいであろう。実験データを用いてこの予想の成否を確かめる。同時にこの量の情報理論的な意味付けをめざす。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| Takahashi, T. and Riquimaroux, H.(1994a)  Time-variant structure of the primate auditory cortex. The Institute of Statistical Mathematics, Research Memorandum 511. | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 理化学研究所で2年前より進行中している実験では、刺激としてコンピュータで作られた図形を遅延見本合わせ(delayed matching to sample task)の中で用い、図形のコーディングにもっとも関係が深い下側頭葉(Infero-temporal area)において、単一細胞記録を行っている。この実験は、学習の効果が大脳皮質レベルではどのように現れるのかを直接的に計測していると考えられるので、我々の予想が成り立つかどうかを検証するのに適している。実験データをUNIX上のテキストファイルに変換し(このプログラムは既に完成している)、適当な平滑化のアルゴリズムを用いて平滑化した後、反応選択性を計算する。学習前の猿と、学習後の猿のデータがあるので、それぞれについて計算を実行し、どのように変化するのかを調べる。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 伊庭 幸人 | 統計数理研究所 | 
| 小畠 有加利 | 理化学研究所 | 
| 杉原 忠 | 九州工業大学大学院 | 
| 田中 啓治 | 理化学研究所 | 
| 力丸 裕 | 理化学研究所 |