平成23(2011)年度 重点型研究実施報告書
| 課題番号 | 23−共研−4317 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | g | ||||||
| 主要研究分野分類 | 3 | |||||||||
| 研究課題名 | 人類の形態、生理・代謝、疾患の進化に関するゲノム多様性研究 | |||||||||
| 重点テーマ | ゲノム多様性と進化の統計数理 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | オオタ ヒロキ 太田 博樹 | ローマ字 | Oota Hiroki | |||||||
| 所属機関 | 北里大学 | |||||||||
| 所属部局 | 医学部 解剖学 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 2千円 | 研究参加者数 | 3 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| ヨーロッパを中心としたヒト集団の患者-健常者試料をもちいたゲノム網羅的関連解析(Genome-wide Association Study: GWAS)に300を越える疾患原因候補ゲノム領域が同定されて来ている。クローン病はその1つであるが、本研究ではヨーロッパで見つかる疾患原因変異が日本人の患者では見つからない8つの候補ゲノム領域に着目し、数理モデルをもちいたゲノム情報解析をおこなった。特に8つの候補遺伝子のうちの1つであるNOD2遺伝子について塩基配列決定により詳細に集団遺伝学解析を行ったところ、ヨーロッパ特異的なクローン病原因変異は、ヨーロッパに於いて何らかの自然選択に寄与するおそらく別の変異に連鎖することにより、ヨーロッパ集団中に広まった可能性が示された。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 【論文発表】 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 特に本テーマのみに関する研究会は開催しませんでした。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 中込 滋樹 | 北里大学 |