平成232011)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

23−共研−2034

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

8

研究課題名

管理栄養士の統計力を高める教材開発と講習会開催

フリガナ

代表者氏名

イノクチ ミサコ

井ノ口 美佐子

ローマ字

Inokuchi Misako

所属機関

西南女学院大学

所属部局

保健福祉学部栄養学科

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

54千円

研究参加者数

2 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 研究目的は管理栄養士や管理栄養士養成大学の学生が統計力を高めるために、具体的な食と健康に関する実際のデータと、現在利用できる無料の統計解析ウェブサイトを利用して自宅でも練習できる教材をウェブサイト上に作成することである。内容はアンケート調査に必要なカテゴリカルデータの解析や多変量解析とする。

 これまでの経過は、昨年度はフリーの統計ソフトと、市販の統計ソフトの結果には一部差があり、これらの違いの解説を教材に含めることは教材としてわかりづらく複雑になると判断して、新たにRによるプログラミングやPythonなどの使用を開始したが、その後、問題にしたフリーソフトと市販の統計ソフトとの差の理由がわかり(リポート283の28頁)、改めて無料の統計解析のウェブサイトを利用することにした。
 Excelファイルには実際に得られたデータや練習問題を作成し、解説書としてダウンロードできるようにした。解答例として、それぞれの練習問題に対して、無料のウェブサイトを利用した場合と市販の統計ソフトを利用した場合の結果を示している。
このウェブサイトを利用して管理栄養士や学生の反応を見るための講習会は今後の予定となる。従って作成した練習用ウェブサイトの追加更新も今後必要に応じて行う。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

1)統計数理研究所共同研究リポート251,p4-6(2010.3)
2)http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/exact/utest/getpar.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/JavaScript/cross.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BlackBox.html)
3)http://homepage2.nifty.com/halwin/javastat.html
4)http://www.med.akita-u.ac.jp/~eisei/software/software.html
5)http://www.heisei-u.ac.jp/ba/fukui/analysis.html
6)馬場康雄:連続・離散変換の精度、統計関連学会連合大会講演報告集,p.203(2010)
7)馬場康雄:多変量解析における連続・離散変換の影響評価,統計関連学会連合大会講演報告集,p.232(2011)
8)金明哲編,中村永友著:Rで学ぶデータサイエンス2 多次元データ解析法,共立出版,p.91-118(2009)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

清水 信夫

統計数理研究所