平成24(2012)年度 共同利用登録実施報告書
| 課題番号 | 24−共研−12 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | g | ||
| 主要研究分野分類 | 1 | |||||
| 研究課題名 | 逐次解析問題およびノンパラメトリック関数推定問題 | |||||
| フリガナ 代表者氏名 | イソガイ エイイチ 磯貝 英一 | ローマ字 | ISOGAI EIICHI | |||
| 所属機関 | 新潟大学 | |||||
| 所属部局 | 自然科学系・理学部・数学科 | |||||
| 職 名 | 教授 | |||||
| 研究目的と成果の概要 | 
|  共通の未知な尺度母数をもつ2つの負の指数母集団において、2つの位置母数の差の区間推定問題を考える。尺度母数の下界の1つが既知であることを仮定する。信頼係数と区間幅を任意に与えたとき、この条件を満たす最小の標本数には未知な尺度母数が含まれるため実際には標本の大きさを決定することはできない。そこで、Mukhopadhyay and Duggan (1999)が定義した2段階法を用いて信頼区間を与える。このとき、与えた信頼区間が上記の条件を満たすことを示した。また、平均標本数の3次の漸近展開を与えた。さらに、被覆確率の3次の漸近展開を導出することができた。この結果はPioneer Journal of Theoretical and Applied Statistics, vol.3, no.1, 31-56 (2012)に掲載された。 |