平成22(2010)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 22−共研−2055 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | g | ||||||
| 主要研究分野分類 | 3 | |||||||||
| 研究課題名 | 空間疫学における多重性調整のための数値計算法の開発 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | クリキ サトシ 栗木 哲 | ローマ字 | Kuriki, Satoshi | |||||||
| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||||
| 所属部局 | 数理・推論研究系 | |||||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 3 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 空間疫学においては,地理情報を反映したスキャン統計量の多重性調整p値が必要とされる.本研究では,スキャンウィンドウとよばれる地域の隣接関係により無向グラフを定義し,そのグラフをコーダル拡大することによりマルコフ性が適用可能な形に持ち込み,p値の計算量の低減をはかった.プログラムのプロトタイプを作成し,その結果としてこの問題で実際的に必要となる多重積分(和分)の次数を見積ることができた.また扱う統計量としては,ポアソン分布を仮定する無条件検定だけではなく,多項分布を仮定する条件付検定についても計算が可能であることを明らかにした.今後はさらにプログラムを整備し,数値積分,あるいは逐次モンテカルロ法によって行ったp値計算が実用的な計算時間と精度で計算できるかどうかを確認する予定である. | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
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| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
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| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| Anthony J.Hayter | University of Denver(米国 デンバー大学) | 
| 高橋 邦彦 | 国立保健医療科学学院 |