平成クオ1989)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

クオ−共研−46

専門分類

5

研究課題名

ネットワークモデルによる記憶・学習過程の統計的解析

フリガナ

代表者氏名

ハラ ヒロアキ

原 啓明

ローマ字

所属機関

東北大学

所属部局

大学院情報科学研究科

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

最近,神経系の情報処理の基礎研究が注目されている。しかし,ヒトに関する生理学的研究はいろいろの制約もあり困難である。モデルによる記憶・学習の研究はこの面からも意義がある。またシミュレーションは神経系の基礎過程の研究としてますます重要なテーマとなるであろう。ここでは主としてランダムネットワークモデルに基づいた記憶・学習過程を調べ,その動的特性をシミュレーションによって解析する。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

前年度にひきつづき
1)学習・記憶過程のモデル化
2)学習・記憶過程の動的特性
に焦点をあてて研究を行う。モデルにはネットワーク構造を具体的にとり入れる。この取扱いによって系の動的特性と要素間の結合係数の値の変化をしらべる。これはある意味でのネットワークの可塑性を表わす。また雑音の効果を考えて,時系列としての結合係数の変化を調べる。これ等は,神経系の情報処理と云う面からだけでなく,もっと広いシステムの動的特性を知る上で重要な視点を与える。具体的な計画の遂行には,時系列の統計的な解析が必要である。この点から統数研における共同研究の成果が期待される。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

田村 義保

統計数理研究所