平成242012)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

24−共研−1012

分野分類

統計数理研究所内分野分類

a

主要研究分野分類

8

研究課題名

東京湾水質の長期変動傾向の推定

フリガナ

代表者氏名

カシワギ ノブヒサ

柏木 宣久

ローマ字

Kashiwagi Nobuhisa

所属機関

統計数理研究所

所属部局

モデリング研究系

職  名

教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

東京湾沿岸の各自治体は、湾内の水質状況を把握するため、水質汚濁防止法に基づく公共用水域水質測定計画に沿って、毎月1回、測定点を分担し合い、多項目の水質測定を実施している。本研究では、これらの測定で得られたデータの収集とスクリーニングを実施し、東京湾水質測定結果のデータベースを構築している。また、収集したデータを解析するための各種統計的法を開発すると共に、開発した方法を用いて東京湾の水質の長期的な変動について検討している。
 本年度は、新規データの収集およびスクリーニングを実施した。また、時空間季節変動調整法、時空間重回帰法、時空間可視化法等の時空間解析法や、鉛直方向を含めた3次元濃度分布の推定法等について検討し、方法の更なる整備を図った。そして、これらの方法を収集したデータに適用し、栄養塩等に対する負荷量削減対策の効果、気象等が水質に及ぼす影響、地球温暖化とヒートアイランド現象が水質に及ぼす影響等について検討した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

・牧秀明 (2013). 東京湾奥部における有機炭素の分解性, 統数研共同研究集会「東京湾とその流域における水質の長期変動に関する研究」.
・二宮勝幸 (2013). 東京湾の底層DOについて, 統数研共同研究集会「東京湾とその流域における水質の長期変動に関する研究」.
・柏木宣久 (2013). 情報量基準について, 統数研共同研究集会「東京湾とその流域における水質の長期変動に関する研究」.
・岡敬一 (2013). MANDARAを用いた東京湾水質分布図の作成方法, 統数研共同研究集会「東京湾とその流域における水質の長期変動に関する研究」.
・小林弘明 (2013). 川崎市環境総合研究所の紹介, 統数研共同研究集会「東京湾とその流域における水質の長期変動に関する研究」.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

東京湾とその流域における水質の長期変動に関する研究・2013/3/5・東京都環境科学研究所・10人

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

安藤 晴夫

(財)東京都環境整備公社 東京都環境科学研究所

飯村 晃

千葉県環境研究センター

石井 裕一

東京都環境科学研究所

岩渕 美香

川崎市公害研究所

岡 敬一

神奈川県環境科学センター

小林 弘明

川崎市公害研究所

二宮 勝幸

無し

東 博紀

独立行政法人国立環境研究所

牧 秀明

国立環境研究所

水尾 寛己

社団法人 観音崎自然博物館