平成クオ(1989)年度 共同研究実施報告書
課題番号 |
クオ−共研−81 |
専門分類 |
7 |
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研究課題名 |
マウスの睡眠・覚醒深度基準(Vigilance±n)の作成 |
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フリガナ 代表者氏名 |
アズマ コウジ 東 晃史 |
ローマ字 |
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所属機関 |
生理学研究所 |
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所属部局 |
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職 名 |
助手 |
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所在地 |
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TEL |
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FAX |
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URL |
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配分経費 |
研究費 |
0千円 |
旅 費 |
0千円 |
研究参加者数 |
3 人 |
研究目的と成果(経過)の概要 |
マウスの睡眠・覚醒診断を論理演算によって行なうシステムを作成した。これに基づく解析から,睡眠・覚醒・意識の相互関係を示す概念的モデルを提唱した。これはVigilanceレベル(睡眠・覚醒深度の変動)が,大脳皮質の神経回路網のアドレスを指定する役割を担っていると考える仮説である。この場合,睡眠・覚醒の「レベル変動」をプローブにして,異なる神経回路網の「活性化パターン」が推定できることを意味している。多彩な精神作用薬の投与データを用いて,これらの関係を検証する。 |
当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) |
生体の科学は,ホジキン・カッツ,ワトソン・クリックの原則の上に積み上げられている。睡眠と覚醒の解析は,シュレーディンガー・アインシュタイン・ファインマンの原則からスタートしない限り,理論的に展開不能である。かくして,現状では,Medical Hypotheses(カナダ)だけが論文をアクセプトしている。レフェリーの助言は,短編をシリーズで投稿し,フルペーパーが別にあることを,ノートという注意書きで記してよい,というものである。日本語版のフルペーパーに相当する『脳の主人』−脳の中のブラックホール−(B5版300ページ)を書き上げており,「自費出版」することになろう。 |
研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 |
マウスは1日に数百回の短かい睡眠を繰り返す。睡眠の持続時間(t秒)を変数にして,t秒以下の睡眠を24時間にわたって覚醒状態に逆転診断するデータ処理(MMP)を繰り返すと,ある範囲の変数(t)で薬効パターンが顕著になる。しかも,薬物の種類・量・投与時刻によって,それぞれ異なる経時的薬効パターンが得られる。覚醒の持続時間(i秒)についても同様である。この実験事実を説明するために,睡眠と覚醒の往復は,逆向きの2つのポテンシャルの相殺された第3のポテンシャルによって生じる現象である,というモデルを考えた。この場合,3つのポテンシャルの組み合わせによって,大脳皮質の神経回路網が活性化されると仮定する。活性化の意味は,神経回路に格納されている情報が,認識される情報(脳裏に浮かぶ情報)に変換されることである。いくつかの精神作用薬を投与したオリジナルデータがMTに保存されている。これらを数値解析し,他のアプローチによって,同様な仮説が導かれるか否かを検討 |
研究参加者一覧 |
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氏名 |
所属機関 |
伊庭 幸人 |
統計数理研究所 |
田村 義保 |
統計数理研究所 |