平成41992)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

4−共研−20

専門分類

1

研究課題名

統計教育の推進と教育用補助教材の開発

フリガナ

代表者氏名

スズキ ギイチロウ

鈴木 義一郎

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

6 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

高度情報化社会と云われている今日、学校教育や社会人に対する統計教育の充実が緊要な課題とされている。ところが、統計教育の重要性が依然として過少評価されている。そこで、統計教育をより効果的に行うための支援システムとして、計算機等を利用した補助教材の開発を行う。


高度情報化社会といわれている今日、学生や社会人に対する統計教育の充実が緊要な課題とされているが、統計教育の重要性が依然として過小評価されている。そこでこの研究では、統計教育の重要性を再認識させるため方策について検討を行うとともに、統計教育をより効果的に行うための支援システムとして、コンピュータを利用した補助教材の作成を試みた。
まず、主として高等学校などの授業において、計算機教育や数学教育などで利用できるように、BASICによる10行程度の短いプログラムをいろいろと作成して、短時間で説明できるような教材を開発した。見開き2ページの中にプログラム、実行例、プログラムの解説、BASIC文法のまとめといった内容を全て網羅するようにして、コンピュータが利用できない通常の教室でも利用できるように配慮した。
また、数学や統計学の問題を解くのに好便なものとして最近開発された「J」言語についての検討会を行い、数学や統計学のためのプログラムをいろいろと作成した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

鈴木義一郎 3分プログラミング(1)〜(3)(BASIC数学 Vol.26 1〜3)1963.1〜3
鈴木義一郎 パソコンで学ぶ初等数学(3分プログラミングシリーズ3) 共立出版 1992. 11
鈴木義一郎 統計学へのいざない(3分プログラミングシリーズ5) 共立出版 1992.11
鈴木義一郎 確率とゲームへないチャレンジ(3分プログラミングシリーズ4) 共立出版 1993.1
北野 利雄 グラフィック入門(3分プログラミングシリーズ2) 共立出版 1993.1
鈴木義一郎 統計教育のためのコンピュータグラフィックス(日本統計学会) 1992.7

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

統計教育の実践面でのいろいろな問題点を認識するとともに、主として以下のような事項に関連して研究を進める。
(1)現在のCAIソフトの問題点の整理(2)高校・大学等での統計教育体制をより強化するための方策についての検討(3)統計教育のためのコンピュータグラフィックスの作成
特に、教育のための補助器具としてのコンピュータの特質を活かしながら、計算機の扱いに不慣れなタイプでも気軽に利用できるよう、できるだけ単純にとり扱えるものを作成する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

宇都宮 博

石川県教育センター

北野 利雄

仙台工業高等学校

澤田 利夫

国立教育研究所

藤崎 恒晏

鹿児島工業高等専門学校

吉田 裕亮

お茶の水女子大学