平成81996)年度 共同研究集会実施報告書

 

課題番号

8−共研−7

専門分類

5

研究課題名

統計科学の新しい展開への指針

フリガナ

代表者氏名

ハラ ヒロアキ

原 啓明

ローマ字

所属機関

東北大学

所属部局

大学院情報科学研究科

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

15 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計科学は、これまで数学の統計学を中心に展開されてきた。一方、物理現象に関する統計科学は体系を構成する要素の”多体問題として統計物理学の基本問題であった。しかし、最近、統計科学の中心問題として見た複雑な統計現象の解明には、従来の枠組みを越えた新しい概念や方法が必要にであることが分かってきた。この研究会では、最近の情報科学の話題やこれまで多体問題において新しい概念や方法論を展開されてきた方々を講演者として招き、これらの話題の中から新しい展開への指針を模索する。


統計科学の新しい展開を模索する目的で、統計科学の分野で大きな寄与をされた方々を講演者として迎え、これまで確立された概念や方法論を展開してもらった。
講演者には、赤池先生をはじめ、統計物理の分野で活躍された先生がたをお願いした。
さらに、米国からは、石原先生と藤田先生に参加していただき統計科学に関する貴重な講演をしていただいた。
参加者には大学院生もいて、複雑な統計現象に関して教室の講義では得ることができない、新しい問題意識が得られたのではないかと期待している。
また、後3年で新世紀を迎える研究者にとっても、統計科学の基本問題のブレイクスルーの手がかりが講演者の体験を交えたユニークな話から得られたのではないだろうか。
特に、懇親会では具体的な意見交換や問題解決に至った裏話などを伺い有意義な研究会であった。
開催期間:平成8年11月25日−27日  開催場所:統計数理研


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

甘利 俊一

理化学研究所

石鍋 孝夫

山形大学

岡村 好庸

宇部工業高等専門学校

清水 敏寛

国士館大学

志波 康博

京都工芸繊維大学

十河 清

北里大学

田村 義保

統計数理研究所

徳山 道夫

東和大学

豊田 正

東海大学

藤坂 博一

九州大学

藤田 重次

ニューヨーク州立大学

古川 浩

山口大学

守田 徹

日本大学

和達 三樹

東京大学