平成51993)年度 共同研究B実施報告書

 

課題番号

5−共研−3

専門分類

8

研究課題名

日本・アメリカの国民性比較における理論および方法論の研究

フリガナ

代表者氏名

ヨシノ リョウゾウ

吉野 諒三

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

調査データに基づく国際比較研究は、異なる社会環境で実施された調査データの比較可能性の問題とともに、比較分析に用いる共通の方法論(解析手法及び理論的枠組)を探索し、開発することによって大きく前進するものと考えられる。
この共同研究では、国際比較を実施してきた日米の研究者が実証的調査データに基づく国民性の国際比較研究の方法論を検討する。


調査データに基づく国際比較研究は、異なる社会環境で実施された調査データの比較可能性の問題とともに、比較分析に用いる共通の方法論(解析手法及び理論的枠組)を探索し、開発することによって大きく前進するものと考えられる。この共同研究では、国際比較を実施してきた日米の研究者が実証的調査データに基づく国民性の国際比較研究の方法論を検討した。
この共同研究では、前年度に引続き統計数理研究所の国民性調査委員会が実施してきた「日本人の国民性」に関する継続調査(1953年から5年毎)およびアメリカで1972年以来毎年調査実施されてきた一般社会調査(General Social Survey(GSS)一般社会調査実施委員会により実施)等の、日米それぞれで継続して実施されている全国調査データおよび1978年、1988年実施の日米比較調査データを利用し、これまでの国民性の研究から生じてきた理論的及び方法論的な各種の問題について検討を進めた。
具体的には「日本人の国民性調査」「アメリカ人の一般社会調査」等のデータ分析を行い、1)調査データからみた国民性とは何か、「国民性」の表現をめぐる諸問題、2)国民性の比較研究における方法論、比較可能性の問題などについて検討を進めた。この中で、特に、比較のための尺度構成の一次元及び多次元法の相補的利用において進展があった。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

SASAKI,M.,"Religious Factors and General Social Attitudes among Five Industrial Nations",Behaviormetrika,20,pp187-207,1993
林知己夫,「数量化 −理論と方法−」,朝倉書店,1993

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

この共同研究では、前年度に引続き統計数理研究所の国民性調査委員会が実施してきた「日本人の国民性」に関する継続調査(1953年から5年毎)およびアメリカで1972年以来毎年調査実施されてきた一般社会調査(General Social Survey(GSS)一般社会調査実施委員会により実施)等の、日米それぞれで継続して実施されている全国調査データおよび1978年、1988年実施の日米比較調査データを利用し、これまでの国民性の研究から生じてきた理論的および方法論的な各種の問題について検討を進める。
具体的には「日本人の国民性調査」「アメリカ人の一般社会調査」等のデータ分析を行い、1)調査データからみた国民性とは何か、「国民性」の表現をめぐる諸問題、2)国民性の比較研究における方法論、比較可能性の問題などについて検討を進める。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

Inkeles,Alex

Stanford University

佐々木 正道

兵庫教育大学

林 知己夫

統計数理研究所