平成17（2005）年度　一般研究２実施報告書

課題番号	17−共研−2036			専門分類		7
研究課題名	形態形成育種形質の評価における簡便な光計測による計測と解析
フリガナ 代表者氏名	ヒラタ　ユタカ 平田　豊			ローマ字		Hirata Yutaka
所属機関	東京農工大学
所属部局	大学院共生科学技術研究部
職　　名	助教授
所在地
TEL				FAX
E-mail
URL
配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	4　人

研究目的と成果（経過）の概要

本年，フーリエ記述子を用いたトウガラシ，カンキツをはじめとし，いくつかの植物で形態評価がなされた．それらはすべてが論文として，公表できているわけではないが，いくつかの国内外の学会で発表されている．
　その際，用いた方法が楕円フーリエ法であったため， 閉じた切れ込みの少ない葉などの形態に限られ，適用範囲が限定されていた．しかし，それらは作物の形の評価にインパクトを与えたという点では，重要な瀬かであったと考えられる．
　本年どの主な成果は以下のような雑誌や学会で
平田豊・田村義保・岩田洋佳,　2006．　フーリエ記述子を用いた植物の形態形質の評価．統計数理研究所,　成果報告集　（作成中）
鄭澤宇・岩田洋佳・二宮正士・田村義保，2005．P型フーリエ記述子に基づくハナハス花弁の部分形状特徴の定量的評価．育種学研究　７：133−142．
Hirata, Y., Miyazawa, A., Suzuki, T. Ajiro, Hattori, G. and Hirata, Y. 2005. Induction of genetic chance and transfer by grating in plants. SABRAO Meeting (Tsukuba, August, 13-15)
Miyazawa, H., Katano, T. and Y. Hirata, 2006. Analysis of CMS and its restoration system in chili pepper (Capsicum annuum L.) at molecular level. SHS International Conference (Souel, Korea) (submission)
Suzuki, K., Katano, T., Miyazawa, H., Tsuchiya, S. and Y. Hirata, 2006. Numerical
analysis of the morphogenesis mechanism in graft-induced variation in chili pepper (Capsicim annuum L.) ISHS International Conference (Souel, Korea) (submission)
Katano, T., Miyazawa, H. and Y. Hirata, 2006. Plant type improvement by graft-variation in pepper. SHS International Conference (Souel, Korea) (submission)
鈴木克彰・片野匠・宮澤裕章・槌谷奏二・平田豊，2006．トウガラシ接木変異における葉型の数量的解析．第109回日本育種学会発表（農工大・東京）

さらに，本年発表した諸成果は引き続き発表される．
このように，作物の育種形質にかかわる重要な形態が数量的に客観的に解析できるようになったことは，育種のおける一つの大きな発展ということができる．
これらをもとに，次年度ではより一般的なフーリエ記述子を用いた方法が確立できるものと期待できる．

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

平田豊・田村義保・岩田洋佳,　2006．　フーリエ記述子を用いた植物の形態形質の評価．統計数理研究所,　成果報告集　（作成中）
鄭澤宇・岩田洋佳・二宮生士・田村義保，2005．P型フーリエ記述子に基づくハナハス花弁の部分形状特徴の定量的評価．育種学研究　７：133−142．
Miyazawa, H., Katano, T. and Y. Hirata, 2006. Analysis of CMS and its restoration system in chili pepper (Capsicum annuum L.) at molecular level. SHS International Conference (Souel, Korea) (submission)
Suzuki, K., Katano, T., Miyazawa, H., Tsuchiya, S. and Y. Hirata, 2006. Numerical
analysis of the morphogenesis mechanism in graft-induced variation in chili pepper (Capsicum annuum L.) ISHS International Conference (Souel, Korea) (submission)
Katano, T., Miyazawa, H. and Y. Hirata, 2006. Plant type improvement by graft-variation in pepper. SHS International Conference (Souel, Korea) (submission)
鈴木克彰・片野匠・宮澤裕章・槌谷奏二・平田豊，2006．トウガラシ接木変異における葉型の数量的解析．第109回日本育種学会発表（農工大・東京）

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
岩田　洋佳	農業研究機構・中央農業総合研究センター
田村　義保	統計数理研究所
二宮　正士	農業研究機構・中央農業総合研究センター