平成3(1991)年度 共同研究実施報告書
| 課題番号 | 3−共研−42 | 専門分類 | 5 | |||||
| 研究課題名 | 胸部X線CTによる肺内病変の定量的自動診断法の開発 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | クノ ケンシ 久野 健志 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 京都大学 | |||||||
| 所属部局 | 胸部疾患研究所 | |||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 8 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 最近,胸部X線CTによる肺内病変の診断に対して,CT値の平均値や標準偏差を求め,定量的に診断しようという動きがあるが,病態の把握に必要な病巣の空間配置様式の評価はなされておらず,またこれに必要な読影の自動化は未開発の分野である。私共はこれらの問題を解決し,胸部CTによる肺疾患の病態の定量的自動診断法を確立したい。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 酒井直樹、三嶋理晃、福永隆文、川上賢三、杉浦直治、久野健志: 胸部CTのコンピューター処理による肺気腫病変定理化の試み、医用電子と生体工学、2 9:60, 1991. | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| まず,第一段階として,肺組織を胸部全体のX線CTより自動的に選別する方法を開発する。これには胸郭・肺内の気管支・肺内血管などを自動的に認識し,除去する必要がある。これに対しては,edge検出など高度の画像認識技術を必要とし,統計数理研究所との共同研究が不可欠である。さらに,抽出した肺組織のCT値に関しては,現在行われているような全体的な統計解析では,肺疾患の病態を的確には把握できず,CT値の空間分布様式の解析が必要であると考えられる。この病巣の空間配置に関して,他の分野で行われているtexture  analysis等を応用して,肺疾患の病態を的確に反映し,患者の予後を推定できるようなパラメーターを共同開発したい。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 川上 賢三 | 京都大学 | 
| 酒井 直樹 | 京都大学大学院 | 
| 杉浦 直治 | 京都大学大学院 | 
| 種村 正美 | 統計数理研究所 | 
| 平井 豊博 | 京都大学大学院 | 
| 福永 隆文 | 西京都病院内科 | 
| 三嶋 理晃 | 京都大学 |