平成クオ1989)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

クオ−共研−82

専門分類

7

研究課題名

呼吸調節系の動的特性及び呼吸循環の相互連関について

フリガナ

代表者氏名

タムラ ヨシヤス

田村 義保

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計計算開発センター

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

今回の研究目的は,多次元自己回帰モデルを用いて,運動負荷時,及び〓負荷,低酸素負荷時の換気量変化,心拍数変化に,どういう要素が寄与しているかを推定し,呼吸,循環制御機構の特徴,相互連関を解明することである。運動時の換気亢進には,多くの因子が関係しており,そのメカニズムの解明に,統計学的アプローチを行なう。


前年度にひき続き,測定データの多変量時系列解析を行った。二酸化炭素濃度,運動負荷量,呼吸数の3変数を用いた時系列解析により,呼吸系のしくみをとらえるための研究を行った。運動負荷量の大小を入力信号として呼吸応答が変化すること及び二酸化炭素濃度を入力とする経路も重要であることを再確認することができた。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

様々な濃度の〓混合ガスを生成することができ,マイクロコンピューターで濃度設定を自由に変えられる,ランダムガス・ジェネレータと,自転車エルゴメーターを用いて,様々なガス負荷(raudom sequenceの〓負荷等)及び運動負荷(quasi−raudom binary sequence等)を与える。そこで種々のモニターで,換気・循環の諸データをサンプリングし,統計数理研究所のTIMSACのプログラムによつて解析,周波数応答,ノイズ寄与率等を求め,運動時,ガス負荷時の換気応答特性を求める。あわせて,心拍数,応答特性も求め,呼吸循環制御機構の差違,相互連関についても考察する。必要に応じて,新たな数理モデルを適用する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

越久 仁敬

京都大学

久野 健志

京都大学