昭和62(1987)年度 共同研究実施報告書
| 課題番号 | 62−共研−74 | 専門分類 | 7 | |||||
| 研究課題名 | 視覚情報処理過程の統計数理解析 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | フクダ アツシ 福田 淳 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 大阪大学 | |||||||
| 所属部局 | 医学部 | |||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 3 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 脳内の神経細胞は,外界の情報を活動電位の発火頻度としてコードし,より上位の中枢に有効な生体情報を伝送している。本研究では,視覚情報の主要な伝達系としてしられる外側膝状体からその中継機能を司どる主細胞の活動電位を記録し,その発火パターンを統計数理学的に解析処理することによって,脳内の視覚情報処理機構を新しい角度から検討する。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 1.第13回生理研コンファレンス。S.63.2.23−24. | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| ネコの外側膝状体には,互に異った視覚情報を選択的に伝送する,X型とY型の2種類の中継細胞が存在する。本研究では,1)定常光の刺激強度の変化や,動き光刺激の速さの変化に応じて,X細胞或いはY細胞の出す活動電位のパルス列のパワー・スペクトル密度を調べ,そのゆらぎの動的性質を調べる。2)X細胞とY細胞は各々異った抑制機構によってその発火パターンが調節されるといわれている。各々の細胞が受ける抑制はスパイク間隔の延長として捉えられるので,パルス間隔の時条列を系統的に解析することからその抑制過程を定量的に把握する。3),1),2)の解析を麻酔下の動物のみならず,覚醒時の状態でも行う。これらの研究には,統計数理の正確な知識と適切な適用が要求されるので,共同研究が必要である。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 田村 義保 | 統計数理研究所 | 
| 森際 克子 | 大阪大学大学院 |